FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - GREEN STAGE 7/25 SAT

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PHOTO BYsuguta Instagram
TEXT BYあたそ

Posted on 2026.7.25 22:24

生演奏と豪華客演が際立たせた圧巻の存在感

“Just Intro”が大音量で流れ、バックバンド・(an)APOLLO SEES AERLY BLUESのメンバーが演奏を始めれば、LAYSのポテトチップスを片手に登場するIO。“本牧カーチェイス”へとそのままシームレスに突入していく。キーボードのサウンドを効かせたバンドサウンドに載せ、どこか気だるさをまといながらも存在感を証明していく。
歓声の大きさに驚かされる。POP YOURSでは何度も堂々たるステージを見せてきたIOだったが、正直フジロックはアウェイなのではないか?と思っていた。更にはGREEN STAGEという最大のステージを任され、会場はどのような雰囲気になるのだろうか?しかし、そんな心配は杞憂だった。姿を現した瞬間から大きな歓声が沸き起こり、その歓迎ぶりが会場の期待の高さを何より雄弁に物語っていた。

そのまま“spotlight”のキックの重低音が心地よく響くイントロが流れれば、更に大きな歓声が上がる。腹の底を揺らすベースも気持ちがいい。「Let‘s Go!」としっかりと観客たちを煽り、一気にボルテージを上げていく。
“KIDY”では、IOが突如として「木々たちよ!」というフジロックにとって伝説のフレーズを無表情で放ち、会場に笑いを誘う。今回の生演奏へのこだわりも、この一言も、初登場でありながら初見の観客たちとの距離を縮めるために周到に練られた構成だったのかもしれない。会場全体が、早くもIOのペースに引き込まれているのがわかる。

ここからは、IOのキャリアを彩ってきた豪華なゲスト陣が次々と姿を現す。“Racin’”ではKohjiya、“Your Breeze”ではYo-Sea、“SUNSET”ではYo-SeaとGottz。客演が現れるたびに歓声はひと際大きくなり、まるでIOを中心としたシーンそのものがGREEN STAGEへ持ち込まれたかのような熱気に包まれていく。
ここまで来たらちょっとは期待してしまうけれど、その期待は裏切られない。KANDY TOWN時代を代表する名曲“You Came Back”と“One More Dance”でGottzとHolly Qが登場する。3人が並んでいる光景だけで説得力を持つ。会場の熱量は一段と高まっていく。
“Trust Me”ではShurkn Pap、“Calling Back”ではtete、そして“spotlight”ではKohjiyaとteteが登場。贅沢にも“spotlight”をリミックスバージョンで再演。先ほどはIO一人の存在感が際立っていた楽曲に、Kohjiyaとteteのラップが加わることで、より立体的なグルーヴが生まれていく。
次々と豪華客演がバトンをつなぐなかでも、IOの低く艶のある声が鳴り始めた瞬間、空気は自然と彼の色へ染まっていく。やはり、このステージの絶対的な軸はIOだった。

ラストは、“左利きのbenz”。ゆったりとしたグルーヴに身を委ねながら、IOは最後まで気負うことなくラップを重ねる。その堂々たるステージングは、まさか初登場とは思えないほど自然にフジロックの風景へ溶け込んでいた。

[写真:全10枚]

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7/25 SATGREEN STAGE