NARASIRATO
マウントフジ ナエバアイラブユー!
苗場食堂の前に足を向けると、すでにかなりの数の人がナラシラトのライブ開始を待っていた。ただ、苗場食堂のステージ進行がやや押していて、さらに竹製の巨大な楽器を狭い苗場食堂のステージにセッテイングするのにスタッフが手間取っていたため、更に開始時間が遅れそうな感じだった。その間にも人が集まり続け、ステージ近辺やワールドレストランのゲートの当たりは人の行き交いも一苦労な状況となっていた。
定刻を約15分ほど過ぎたところでようやっとメンバーが登場し大歓声が起こる。狭いステージに大人数のメンバーでさらに巨大な楽器があるためメンバー全員の顔も確認できない状況だった。一曲目からハンドクラップをすでにかなり高いテンションになっている観客をさらに求め盛り上げようとする。この曲に限らず、どの曲でもハンドクラップだったり簡単なワンフレーズを歌わせたり、手を掲げて左右に振るように促したりと、常に何かしらのアクションを求めていた。観客と一体となることを何よりも大事にしているのだと感じた。そしてそのヴォーカルは見た目とは裏腹にコミカルな身のこなしとお茶目な仕草で女性からの人気が高いらしく、あちこちから「かわいい~」という女性の声が聞こえてきた。
そして後半ではナラシラトがフジロックに捧げる曲として作った”MOUNT FUJI”で盛り上がりは最高潮へ!すでに曲を知っていた人は待ってましたとばかりに共に歌い、知らなかった人でも「マウントフジ ナエバアイラブユー」という歌詞はすぐに覚えられ合唱に参加、会場全体を巻き込む大合唱となった。そして最後には主催者、PAスタッフ、観客などあらゆる人への感謝を述べていた。そして、大歓声に包まれて演奏を終了した。その場にいた人たちの笑顔がとても印象に残った。ナラシラトと観客が一体となった素晴らしいステージだった。
posted on 2014.7.26 23:50
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