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7/26 SATOASIS AREA

Jリーグ苗場支部 参加レポート

歓声あり、ブーイングあり、年に一回苗場に集うサポーターたち

フジロック2日目! オアシスエリアのやぐら付近にたくさんのユニフォームを着た人たちが集まりました。今年で10回目になるJリーグ苗場支部です。筆者も一参加者としてFC東京のユニフォームに中日ドラゴンズのユニフォームを重ねてオアシスエリアに向かいました。

この日はかなり暑く、日差しが容赦なく肌を刺す中、大勢のJリーグサポーター、フットサルチームのサポーター、野球ファンが詰めかけました。まずは、11時開始ということでまずは、集合写真の撮影、そしてフェアプレイ・フラッグの入場がありました。フェアプレイフラッグは、浦和と清水の両サポーターによるもので、これは今年3月の無観客試合の組み合わせですね。やぐらに横断幕やJリーグ優勝カップ、天皇杯、ナビスコカップの手製レプリカが置かれ、雰囲気を作っています。

そして各チームによる紹介およびチャント(応援歌)の披露がはじまります。地域リーグ、JFL、J3、J2、J1、などなどたくさんのチームが参加するので、11時ころに集合し、全チームが終わったのが1時という2時間の長丁場。そのため各チーム持ち時間は2分、人数の多いチームは3分でした。代表者のヘイッキさんによりサクサク進行して、まず奈良クラブから浦和レッズまで各チームがチームの現状やホームタウン紹介、そして応援歌を歌います。

先日おこなわれた天皇杯2回戦で奈良クラブがベガルタ仙台を破るという、いわゆるジャイアントキリングをおこない、しかも古巣に「恩返し」した選手がいたので、仙台のサポーターがそこに絡んできたり、横河武蔵野のチャントにFC東京のサポーターが被せてきたりと、いろいろ脱線しながら続きます。そこを適度にまとめて進行させていく手腕はさすがに10回を重ねるだけのものはあると感心しました。

ブラウブリッツ秋田や福島ユナイテッドFCなどJ3のサポーターがひとりで参加した一方、やっぱりガンバ大阪、名古屋グランパス、FC東京、柏レイソル、フロンターレ川崎、浦和レッズあたりは人数が多い。あと九州・四国関係はやっぱりなかなか来にくいらしく参加自体が少ないです。平均すると1チーム3~4人くらいでしょうか。お約束でセレッソとガンバのブーイング合戦、そして現在首位を走るレッズへのブーイングが大きかったです。これもネタの一環として楽しむ懐の深さがありました。それからホームタウンの銘菓を配る(アルビレックス新潟ならスポンサーである亀田製菓のハッピーターンだったり)こともあります。そして参加者には参加記念のバッヂが配られました。

野球チームのファンはJ1とJ2の間に登場します。西武ライオンズのファンによる「地平を駈ける獅子を見た」などを披露。実は、谷繁のユニフォームを着た筆者も突然振られたのですが、心の準備なく「今、中日ドラゴンズに正式な応援団がないので募集中」というしょぼい話をして終わっただけ。「『燃えよドラゴンズ』を歌うのかと思った」とヘイッキさんのツッコミが入りました。大勢の人前で注目を浴びながら喋ったりチャントを歌うことができるというのはやっぱりすごいことですね。

ユニフォームを重ねて応援するチームが複数兼任している人もいますし、なじみだった選手のチャントに以前所属していたチームのサポーターが参加したりとまさにサポーターの交流の場になっています。最後は苗場支部がきっかけで結婚した新郎を胴上げして長丁場を締めくくり、三々五々、自分の観たいステージに向かっていきました。

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