Rei
ロックンロールと女の子
ロックンロールと女の子。この組み合わせって「セーラー服と機関銃」に負けないくらいの「ギャップ萌え」だと思う。
アバロンステージのトップバッターを務めるのはシンガーソングライターのRei。オフィシャルにあるプロフィールをみると、4歳からクラシックギターをはじめ、5歳のときにはブルースを鳴らしていたという末恐ろしい子…なのだけれど、その姿はとてもキュートな女の子。革ジャンにスキニーパンツというといういわゆるロックンローラーの格好ではなく、カラフルな可愛らしいワンピースで登場し、いきなりハートを鷲掴みにされてしまった人も多かったはずだ。
でも、可愛いというのはあくまでも外見上のもので、小さな身体からは想像もつかないほどに力強い歌声、男顔負けのブルースサウンドが鳴り響く。本日はサポートにドラマーの片山タカズミを迎え、ザ・ホワイト・ストライプスを彷彿とさせるデュオバンドの編成になっており、より骨太な音となっていた。激しいカッティングによってギターの弦が切れるハプニングも起こったほどで(Rei本人もライヴ中に弦が切れるのは初めてと語っていた)、ギターを持っているときと持っていないときのギャップたるやすさまじい。
ラストの曲ではアバロンの丘で座ってみていたオーディエンスも立ち上がって声援を送るほどまでになっており、ギターと歌だけで会場全体を手中に収めていたことをありありと感じさせてくれた。やっぱり、女の子とロックンロールって最強で最高の組み合わせということで間違いなし。