PIGGY BANKS
フジのシンデレラガールズ、苗場食堂を席巻
なんとなんと、バンドの活動が2014年、本格的に活動を開始したのが今年からというピギーバンクス。一年足らずのキャリアで苗場のステージに立つ、言わば「フジのシンデレラガールズ」だが、彼女たちのパフォーマンスは実に堂々たるもの。「行くぜ、フジロック!」とyoko(vo)がオーディエンスを煽って”One Way Or Another”でライヴをスタートすると、その力強いロックサウンドに引き寄せられるように苗場食堂のステージにどんどん人が集まってくる。
「今年のフジロックの中でピギーバンクスが一番、ド新人のはず。その分、全力でやります!」とステージで躍動する彼女たち。イントロのタイミングをトチるというご愛嬌もありつつも、その骨太でストレートなロックンロールでオーディエンスに笑顔を広げていく。まだ音源化されていないピギーバンクスのオリジナル曲からシーナ&ザ・ロケッツ”涙のハイウェイ”のカバーまで、とにかく全力でフジロックのステージを楽しもうとしている彼女たちのパフォーマンスは、苗場食堂のフジロッカーの心を強く打ったはずだ。
最後には「同じ阿呆なら踊らな損々!」とオーディエンスを揃いの振り付けで踊らせるほどの一体感に満ちたピギーバンクスのステージ。「また、来年ここで会いましょう!」と語ってライヴを終えると、集まった観客からは温かな拍手と歓声が送られた。