FUJIROCK EXPRESS '19

LIVE REPORTGREEN STAGE7/28 SUN

never young beach

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Photo by おみそ Text by 梶原綾乃

Posted on 2019.7.28 18:24

祝・グリーンステージ出演。エモいね、共に祝おう!

「みんなぁ…晴れたね!楽しんでいこうね、よろしく!」と、安部勇磨(Vo,gt)の声で始まったnever young beach。こみ上げる想いを抑えきれない様子のその声は、昨日からの大雨が止むことを必死で願っていた人の声だ。なにせ彼に用意された場所はココ、グリーンステージ!

マリンバに小林うてなを迎えた“STORY”で始まり、マイクをぎゅっと握りしめた安倍がステージを右へ左へと暴れて踊る“夏のドキドキ”、サポート・ギター山本幹宗の最高にトロピカルなソロが聴けた“自転車にのって”(高田渡のカヴァー)など続々と繰り出される楽曲たち。コブシをきかせたような安部の歌声は、日本らしい奥ゆかしさと、古き良き歌謡/フォークの血が流れているのを感じる。声も調子もゴキゲン、最初から飛ばしまくりで、安部勇磨の大!爆!発!といった感じだ。

その後もMCで「もっと雨の曲作っておけばよかったなんて思ったよ。もうテンション上がっちゃってさ、銅鑼持ってきたよ」なんて言いながら、“Let’s do fun”をイントロから再現。久々に演奏するという“ちょっと待ってよ”や、チル感高めの“夢で逢えたら”など、ギラギラとした日差しの刺さるステージを、さながら常夏のビーチに変えていくようだった。

彼らのユルユル脱力系MCは、グリーンステージの規模でも相変わらず面白くて、その後も続いていく。「5年前の苗場食堂では、本当に気軽な気持ちで、あっちのステージに出られたらいいよね、なんて言ってたけど、気がついたらここに出られていた。スマブラ(ゲーム)やって、アハハハ楽しいねって笑ってたら、いつの間に」。そんなことをさらっと言って笑いをとる彼らだけれど、有言実行までは決して簡単な道のりではなかっただろう。5年前にいた人たちを挙手させて、ちらほら挙がる手を見ながら安部と私たちは、ここでの再会を「エモいね」と喜びあった。

終盤は、彼ら曰く「爆裂ヤングモード」。“どうでもいいけど”が始まると、両手を挙げ踊る人が続々と増えていく。PA裏でハイタッチして踊る人たちもいて、お祭り騒ぎだ。“明るい未来”、“fam fam”などとたたみかけていき、ラスト“お別れの歌”では、安部が観客に向かってダイヴ!歌い、動き、暴れまくるネバヤン史上最強にエモいライヴ。ありったけのものをぶちかましてくれた彼らに、心からのおめでとうを言いたい。

[写真:全10枚]

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7/28 SUNGREEN STAGE