LIVE REPORTGYPSY AVALON7/28 SUN
アトミック・カフェ トーク【津田大介・玉城デニー・元山仁士郎・YOH(ORANGE RANGE)】
Photo by MITCH IKEDA Text by 阿部光平
Posted on 2019.7.30 14:55
フジロックで音楽と政治の話を!
玉城デニー沖縄県知事が登場したアトミック・カフェ。
会場となるジプシーアヴァロンには、入りきれないほどたくさんの人が詰めかけ、注目度の高さをうかがわせた。
小さなお子さん連れのファミリーや、熱心にメモを取る人、地面に腰を下ろしてお酒を飲みながら耳を傾ける人たちなど、参加者の層は多種多様で、いかにもフジロックといった自由な雰囲気だった。
ジャーナリストの津田大介氏、辺野古県民投票の会代表・元山仁士郎氏、ORANGE RANGEのYOH氏らと共に、沖縄の基地問題や日米地位協定について意見を交わした玉城知事は、「日米地位協定は沖縄とアメリカの協定ではない。日本とアメリカの協定だから、皆さんにも関わりのあることなんです」と主張。
その上で、「大切なのは自分で考えること、体験すること。そこから湧き上がるものを見つめてほしい。何かを知ることは、種が芽を出すきっかけになります。自分の種を固くしないで、音楽や政治、沖縄にも興味関心を向けてほしい。そうすれば自分なりの答えが見つかると思います」と語った。
これまで自身の選挙などで、たびたび歌を披露してきた玉城知事。
トークセッションの後には、ギターを持って、CCRの“雨を見たかい”と、ボブ・ディランの“見張り塔からずっと”を歌い上げた。
現役知事の堂々としたステージングに、会場からは拍手喝采。
その歌声は力強く、見る人の心に真っ直ぐ飛び込んでくるような不思議な響きがあった。
[写真:全10枚]