FUJIROCK EXPRESS '19

LIVE REPORTORANGE CAFE7/28 SUN

ヘルメッツ

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Photo by 白井絢香 Text by イケダノブユキ

Posted on 2019.7.28 17:10

シンプルなロックの熱さ

まずこのバンドのメンバーである田中雅紀が1人で出てきてアコースティックギターで弾き語る。テンション高くグランジな歌を叫びまくる。田中はそのままベースに持ち替え、ヘルメッツの他のメンバーも登場する。田中はステージ下手、ドラムの安藤一宏、フロントにアコースティックギター&ヴォーカルの山下和志が椅子に座り、上手にはエレクトリックギターの大谷貴広という編成である。

まずは“戦場カメラマン”。重たいリズムと唸りを上げるギター、そして山下の歌がヘヴィなロック繰りだしていく。ハードサイケデリックグランジロックという感じ。シームレスで“風林火山”につながる。ベースがブンブン唸って持っていかれる。

途中、ギターを弾きまくる大谷のストラップが外れてしまうアクシデントもあったけれど、何食わぬ顔で最後まで弾き倒す。“アリ”は沖縄のことを歌っているのかな? 歌詞を味わうことができる曲である。アップテンポな“バッファロー”。あまりにもストレートなロックである。メンバーが集まって「せーの!」で音をだすのが気持ちいいのだということを確認させる。

最後は“Baby”。結婚して子どもができた喜びを歌う曲。前日のオレジカフェに出演したアモーレ猪熊と魔法の杖toAから今西太一がハーモニカで加わって後半にはデュエット状態になる。そして山下と一緒にステージから降りて熱唱した。シンプルなロックをぶつけ熱いステージをみせてくれた。

セットリスト
戦場カメラマン
風林火山
よくなる薬
アリ
バッファロー
Baby

[写真:全10枚]

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7/28 SUNORANGE CAFE