FUJIROCK EXPRESS '19

LIVE REPORTRED MARQUEE7/25 THU (EVE)

RED HOT CHILLI PIPERS

  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS
  • RED HOT CHILLI PIPERS

Photo by 平川啓子 Text by 阿部仁知

Posted on 2019.7.25 22:41

FUJI ROCK FESTIVAL, Are You Ready?

開会宣言最中のフジロッカーズ・オルグ主宰、花房浩一が「次に出るバンド知ってるよね?」と聞くだけで、熱狂的な歓声がこだまするレッドマーキー。それもそのはず、次に登場するのは、ラインナップ発表の時から話題のど真ん中、「前夜祭に出るに違いない!」「むしろ前夜祭でも観たい!」という声が飛び交った彼ら、レッド・ホット・チリ・パイパーズなのだ。明日のチケット完売を受けてか、見たことのないほど人がごったがえした前夜祭のレッドマーキーの大きな期待感に応える、この上ないバンドの登場だ。

ぞろぞろとステージに現れたスコットランドのバグロックバンドは、つい2日前のテレビ出演でも披露したAviciiの“Wake Me Up”をいきなり投下!そしてDeep Purpleの“Smoke On The Water”なんて聴かされた日には、ただただ拳を突き上げあのリフを合唱するしかない。

バグパイプの音色からそのままイメージされるケルト音楽の祝祭的なフィーリングは勿論のこと、彼らはそんなアイリッシュな香りを往年の名曲達に重ねてくる。Snow Patrolの“Chasing Cars”では、思わず昨年のKendrick Lamarの“All The Stars”を思い出す、スマートフォンのライトが波打つ叙情的なシンガロングから、3人のバグパイプが賑やかすパートへと移り、最後は歌に回帰するダイナミックな展開。もうこの瞬間は、世界のことなんて忘れて、ただただ歓喜に震えていた。

そして、Walk The Moonの“Shut Up And Dance”やJourneyの“Don’t Stop Believin’”なんてアンセムを次々にドロップされたら、もうたまらない。例えばMartin Garrixのような敏腕DJのプレイにでも熱狂するかのようにフロアは踊り狂いひゃーとかひゅーとか歓声をあげながら喜びを分かち合う。こんなのもはや生音のクラブナイトじゃないか。

極め付けの“We Will Rock You”を分かち合った後は、もはやケルト音楽の祝祭感も、ロックの高揚感も全部ごちゃまぜになり躍動するレッドマーキー。これこそが彼らのバグロックの真価であろう。いつの間にか現れたホーンセクションも加えたフルバンドで、最高潮のまま突き抜けていった彼らのパフォーマンスは、たった30分程度なことが疑わしいほど鮮烈なものだったが、「明日のグリーンはもっととんでもないことになるぞ…」なんて期待感にも満ちていた。

続くDJ MAMEZUKAがドロップしたRed Hot Chilli Pepersの “By The Way”(この選曲、ニク過ぎる…!)をみんなで口々に歌いながら、まだまだ夜は続いていく。最高の4日間は、今始まったのだ。

FUJI ROCK FESTIVAL’19 出演日程・ステージ
7 / 26 (金) 
11:00~ @GREEN STAGE

[写真:全10枚]

TAGS
7/25 THU (EVE)RED MARQUEE