MOREFUNINTERVIEW7/26 FRI
フジロッカーが「自主規制」に反対!アトミック・カフェに出演する永田夏来さんにインタビュー!
Photo by 森リョータ Text by Eriko Kondo
Posted on 2019.7.26 20:05
実はオルグの先輩です
電気グルーヴの作品回収への反対署名の発起人である永田夏来さんが、土曜のアトミックカフェで「自主規制」をテーマにトークします。
実は、永田さんは生粋のフジロッカー! 1998年豊洲での開催から参加し、苗場はほぼ皆勤賞。そして、我らがフジロッカーズ・オルグの先輩でもあります。社会学者をしてらっしゃいますが、自分にとってはオルグの頼れる先輩のひとり。
電気グルーヴの作品回収への反対署名をネットで知った時、発起人の名前を二度見しました(笑)。そして、勇気ある行動力に感謝。あの時のどうしていいかわからない気持ちが、署名に参加することで救われた部分があります。
フジロックにとって電気グルーヴは特別な存在、電気グルーヴにとってもフジロックは特別な場所・存在であると思います。この署名の発起人がフジロッカーであることで、そのことをより強く感じました。
今回、そんなフジロック大好き! 電気グルーヴ大好き! な夏来さんにトークのことやフジロックについてお話しを伺いました。
■アトミック・カフェの出演、おめでとうございます!今回どんな経緯で出演することになったのでしょうか?
まさか自分がフジロックに出演するなんて思ってもみなかったので、既に早割でチケットを買っていました。出演が決まったので友達に譲ることに。
今回は津田大介さんから、お声をかけてもらいました。津田さんは、電気グルーヴの作品回収の反対署名の賛同人のひとりでもあるんですよ。
ちなみに、初めて津田さんにお会いしたのは、FUJIROCK EXPRESSのスタッフとして、アトミックカフェの取材をした時なんです。
━今回、「自主規制」がテーマになっていますがアトミック・カフェでのトークは、どんな感じになるのでしょうか?
フジロッカーの皆さんに向けて話すので、テレビやWEBといったメディアとは違うアプローチになります。「自主規制」って、音楽が好きなフジロッカーにとって他人事ではなく、しっかり自分事ですよね。
FUJIROCK EXPRESSのスタッフをしていた時、アトミック・カフェもずっと取材をしていて、見に来たお客さんに話を聞いた時に、「一年で一度、社会問題についてちゃんと自分で考えるきっかけができて良かった」という人も多くて。
アトミック・カフェのトークは、人が話す言葉によって情報を伝えて、そこから社会問題について考えてもらう場だと思っています。
トークは土曜の12:20から30分間ですが、その後、NGOビレッジで「第2部」みたいな感じでトークの続きをやります。電気グルーヴ作品回収の自主規制で、悲しい気持ちになった人も多いと思うので、お客さんの声もその場で聞いて、それぞれの思いを共有する場にもしたいと考えています。
━今年のフジロックの楽しみは?
ライブについては、金曜はケミカル・ブラザーズ、リカックス。土曜は、石野卓球。日曜は、アグラフ、石野卓球、ですね。
あとは、会場で色々な友達と会ったり、お約束のもち豚とか美味しいものをたくさん食べる!
天気がちょっと気になるけど、お客さんを見ていて、雨に本当に強くなったなと。突然降り出しても、慌てることなくスムーズにレインウェアを着始めるこなれ感(笑)。
━わかります(笑)。すごい自然な流れでみんな着始めますよね。あと、去年の台風の影響で、暴風にも強くなったと思います。
キャンプサイトにペグを打つ音が響き渡って、まるで修行のようだったよね。私のテントは無事でした。
━私も無事でした。去年からワンポール式に変えて背が高くなったので、もろに風を受けて超ビビリましたが(笑)。
今年の前夜祭、人の多さがハンパなかったですね。今年の前夜祭の感想を聞かせてください。
電気グルーヴ!でしたね。花火があがる前に、「富士山」がかかって、花火の直後のDJ MAMEZUKAも一曲目が「富士山」で。
━夏来さんが宿に帰った後ですが、GAN-BAN SQUAREで「虹」かかってました。
花火の前に「富士山」が流れている時、周りで色んな人が電気グルーヴの話をしていて。フジロックにとって、電気グルーヴがかけがえのない存在ということが確認できてうれしかったです。
音楽が溢れるフジロック会場で、フジロッカー永田夏来さんと一緒に、改めて「自主規制」について考えてみませんか?
[写真:全2枚]