MOREFUNAREA REPORT8/22 SUN
We’ll meet again ~Shinya Arimoto & qucecke Exhibition~
またフジロックの森でみなさんが再開し、感動を分かち合えますように
フジロック最終日の夕方、感染防止対策目的で、今年に限り最奥地に移設されたNGOヴィレッジを目指していた。仲間の写真家のアリモトシンヤが、イラストレーターのqucecke(くせっけ)とともに、フジロックの森プロジェクト協力のもと、エキシビションを開催するのだ。
着いてみると、残念ながらアリモトもquceckeもいない。間が悪かったかなと気にしつつ、本エキシビションは、昨年フジロックが開催される予定だった8/21から三日間に渡ってアリモトが撮影した会場風景の写真の上にイラストレーターのquceckeが絵を描きミックスしたもの。あたかも昨年にフジロックが開催されていたかのような作品を作りたいということで、約1年をかけて作品が完成し、今年のフジロックの現場で展示されている。色んなところを通ってここに漕ぎつけたことを承認し、ただ「おめでとう!」と言いたい。
本エキシビションのタイトルは『We’ll meet again』。ジョニー・キャッシュの生前最後のアルバム『AMERICAN VI:THE MAN COMES AROUND』のラストを飾っていたのが”We’ll meet again”だ。味わい深く暖かみのある歌声が胸に響く、シンプルなカントリーチューン。この曲はイギリスの歌手・女優ベラ・リンが主演した同名のミュージカル映画の主題歌のカバーで、当時(1943年)、第二次世界大戦において従軍した兵士への想いを歌って、戦時下の人たちに将来の希望を与えたとして有名だ。愛しい人を想い、生きて、再び逢おうという、いち庶民の気持ちを表した歌詞に心を打たれたのだろう。このコロナ禍という全世界での辛い境遇は、当時に似たところがあるのかもしれない。この苦境をともに乗り越え、希望を持って生きてゆこう、そして愛するフジロックで、ここ苗場で、また会いましょうという想いが込められたタイトルだ。
実際の展示物もじっくり見せてもらった。フレームはボードウォークの廃材を使って制作されており、想像していたよりも全然大きかった。作品だけではなく、Tシャツもバッチもポストカードもある。ぜひ、2021年のこのまたとないフジロック、想いをシェアしにぜひお立ち寄りいただけると幸いだ。
そして、朗報がある。本エキシビションは、この後、大阪と東京を巡り、秋のボードウォークのタイミングで、苗場食堂で展示される予定になっている。ぜひ遊びにきてほしい。では、皆さん来年もこの苗場の地で!
Info.
FUJIROCKERS FOREST PRESENTS Shinya Arimoto & qucecke Exhibition 『Well’ Meet Again』
・FUJI ROCK FESTIVAL 2021.08.20(金)/21(土)/22(日)@ NGO VILLAGE フジロックの森プロジェクトブースにて
イベントページ:https://fb.me/e/2j28O1u1f
・大阪 会場:big cake 住所:大阪府大阪市西区南堀江4-9-36ジョエロ堀江1F 2021.9.4(土)‐13(月)11:30-24:00 *展示期間中のみ、9/8(水)休業日
イベントページ:https://fb.me/e/yVKoFiqq
・東京 会場:K.WEST 住所:東京都新宿区矢来町122番地B1(メトロ東西線 神楽坂駅)2021.9.18(土)-27(月)15:00-23:00
イベントページ:https://fb.me/e/4df3ujZLo
・新潟 会場:苗場食堂 住所:新潟県南魚沼郡湯沢町三国 Boardwalk Camp vol.67 *日程はSNSでお知らせします。
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