FUJIROCK EXPRESS '21

LIVE REPORTGREEN STAGE8/20 FRI

OKAMOTO’S

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Photo by 粂井 健太 Text by イケダノブユキ

Posted on 2021.8.20 16:14

10年ぶりに踏み出すフジロックの一歩目

フジロック1日目、グリーンステージの最初に登場したのは、新宿から来たOKAMOTO’Sだった。このような状況で晴れ渡った空の下、ギターのオカモトコウキがブルージーなギターを鳴らした瞬間に、気持が掴まれて、胸にこみ上げるものがあった。2年ぶりに響く苗場の大音響。"Border Line"で今年のフジロックが始まった。

グリーンステージに立てたことを「光栄に思ってます」、お客さんに向けて「最後まで楽しんでください」とヴォーカルのオカモトショウが話す。ちょっとクール目な"Misty"で落ち着かせて、ベースのハマ・オカモトがお客さんたちに対し「声出せないんですよね」その代わりに「手がもげるほどいっぱい叩いてください」と告げる。さらにオカモトショウがレッドマーキーに出演して以来、10年ぶりのフジロックであり、ステージに立てることへの感謝を述べていた。

新曲"Sprite”を披露したあとは、お客さんたちを引っ張り上げる曲の連打。"Lagoon"の粘り強いギターソロにうねるベース、迫力あるドラムが一体となってくると、身体中の生気がよみがえってくる感覚になった。ロックを聴いている実感というか。レッド・ホット・チリペッパーズらしいファンクな"Young Japanese"。曲終わり付近でオカモトショウが堂々とチンポジを直すのはパフォーマンスの一環なんだろうか。

本来なら大合唱で始まるスケールの大きなアンセム"BROTHER”や"ROCKY”のように大きなステージ映えする曲を終盤に投入。今年はお客さんたちが声がだせないハンデはあるものの、これらの曲が持っている強みを遺憾なく発揮し、ラストである定番の”90’S TOKYO BOYS"に着地する。切れ味あるギター、踊りだすかのように動くベースに力強いドラムがあわさり、ラストにふたたび強靭なファンクをみせる。サポートのキーボードも含めて結束が固いバンドの姿が伺える。ずっと太陽の光が強く、まだ十分に夏だった苗場に相応しいバンドの熱演。そうして今年のフェスの始まりを告げた。

セットリスト
1.Border Line
2.Picasso
3.Welcome My Friend
4.Misty
5.Sprite
6.Beek
7.Lagoon
8.Young Japanese
9. BROTHER
10.ROCKY
11.90’S TOKYO BOYS

[写真:全10枚]

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8/20 FRIGREEN STAGE