LIVE REPORTGYPSY AVALON8/21 SAT
ムジカ・ピッコリーノ アルカ号の仲間たち
大きなお友達も楽しんだ
みんなー! フジロック2日目は元気かなー! 大勢のお友達がお父さんやお母さんに連れられてお昼のアヴァロン・フィールドに集まってきたよ。NHKのEテレで放送されている音楽番組『ムジカ・ピッコリーノ』からアルカ号の仲間たちがフジロックに来てくれたよ。
(口調を戻します)
まずはモレッティ連絡官が登場して、NHKの音楽番組であることやこの日の概要を話す。そしてトット(ヴォーカル、パーカッション、ピアニカ)(暦)、フォリア(ヴォーカル、キーボード)(伊澤一葉)、ルッチョラ(ヴォーカル、ギター)(伏見蛍)、スピカ(ヴォーカル、ベース)(アヤコノ)、ルネッタ(ドラムス)(佐藤奏)で「ミッション・インポッシブルのテーマ」を演奏する。ルッチョラのギターがすごくオルタナ感あふれる響きだった。そして、シエリ(ヴォーカル、ギター)(藤原さくら)も現れて、ビートルズの「オブラディ・オブラダ」を歌う。
ルネッタとスピカの若いリズム隊は、若いなりにしっかりバンドを支え、フォリアがバンマス的な役割なのだろう。頑張り屋の小学生であるトットと華のあるシエリがバンドの顔でツインヴォーカル。その6人編成で古今東西の名曲をカヴァーしていく。
昭和歌謡風の「Pom Pom蒸気」(細野晴臣)、クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」、北関東が発祥の民謡「八木節」、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」、グローヴァー・ワシントンJr.&ビル・ウィザースの「ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス」、井上陽水もしくは中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」、とジャンルもバラバラいろんな曲を演奏していく。
モレッティ連絡官がNHKの宣伝をした後でフォリアもギターに持ち替えてラモーンズの「電撃バップ」。最高にパンクなカヴァーをみせてくれる。ベッリーニでサッカーの応援などで使われる「サンバ・デ・ジャネイロ」。踊るシエリとトット。シエリの踊りが可愛くてたまらん。サッカーつながり? なのか赤い鳥で「翼をください」。晴れた空の下、この曲が沁み渡る。ラストはリマールの「ネバーエンディング・ストーリー」。基本的には80年代がリアルタイム世代の人たちの琴線に触れるような選曲であった。
民謡からヘヴィメタルからパンクからサンバまで多彩な音楽もアルカ号の仲間たちが演奏するだけで不思議と統一感があった。アヴァロンに来た子どもたちはどう思っただろう? 自分は十分に楽しめた。
[写真:全10枚]