LIVE REPORTRED MARQUEE7/28 THU (EVE)
DJ MAMEZUKA(締め)
はじまりを告げる虹
灼熱の渦を巻き起こしたルート・ソウルのステージのあとは、前夜祭、最後のDJ MAMEZUKA!3年間溜まり続けた“前夜祭HP”も残り僅かですか…?いやいや、まだまだ残っているでしょう?!フジロッカーズ!
そんな熱くなっている僕らをなだめるかのようなコーネリアスの“夢の中で”からスタートしたDJは、過去のフジロックの名シーンを思い出させる、フジロッカーズのハートをグッと掴むようなプレイリストだった。2011年に初のヘッドライナーを飾ったコールドプレイの“Viva La Vida”。有名なあのコーラスが生んだカタルシスは今も忘れられない。「おおおおーおおーぉ♪」と声は出せないけれど、いつか思いっきりシンガロングできる日までみんなで耐えよう!そんな決意を抱かせるような選曲は、さらにオーディエンスを煽っていった。エレクトロニックなビートから始まるのはビョークの“Hyperballad”!苗場の空に上がった最上級の花火のシーンは、今でもフジロック名シーンに刻まれている。そして、前夜祭のラストを締めくくったのは、ほぼフルレングスで流れた電気グルーヴの“虹”だ。「レッド・マーキーに“虹”」で真っ先に思い出されるのは2019年のSUNDAY SESSIONでの石野卓球のステージだろう。何ものにも代えがたいあの体験は、今でもフジロッカーズの体に染み付いているはずだ。あの時は2019年のフジロックの終わりを告げる“虹”だったが、今日のは2022年のフジロックのはじまりを告げる“虹”となった。
今年の前夜祭もこれでおしまい!さぁ、明日からが本番です!感染対策をバッチリしながら楽しんでいきましょう!
[写真:全10枚]