USのソリッドなロックンロールが大盛り上がりで終わると、DJ MAMEZUKAはジャニス・ジョプリンの“Cry Baby”を回してクールダウンを図る。USで盛り上がっていたたくさんの人たちはレッドマーキーからいなくなって、その代わりにどぶろっくを観に来ていたと思われる人たちがステージ前に押し寄せてきた。きれいに入れ替わった感じがした。テディ・スウィムズ“Lose Control”がそれに続いて、それからダブ・ステップ～ハウス/テクノに変わっていった。色とりどりのレーザービームも照射されて会場は盛り上がっていく。そんなハウスにミックスされてBebu Silvettiの“Spring Rain”をサンプリングしたMarco Anzaloneの“About Spring”がかかる。電気グルーヴの“シャングリラ”かと思った人たちは、あのストリングスの音に反応して歓声を上げるのだけど、一向に“シャングリラ”にならない焦らしプレイをおこなう。そのままハウスがプレイされて、どぶろっくの登場の時間となったのだ。