FUJIROCK EXPRESS '24

LIVE REPORT - WHITE STAGE 7/28 SUN

HEY-SMITH

  • HEY-SMITH
PHOTO BYfujirockers.org

Posted on 2024.7.31 16:11

12年ぶりのフジロック、最高でした!

今年12年ぶりにフジロックに出演したスカパンク・バンドHEY-SMITH(以下ヘイスミ)。昨年11月にリリースされた最新アルバム『Rest In Punk』は過去最高傑作と呼び声高く、今年9月にはUSインディーズレーベル「Bad Time RECORDS」からのリリースに伴ってUSツアー全18公演を敢行することが決まっている。

この最新アルバムを含め過去のアルバムからも満遍なく選ばれたセットリストのライブは、“Living In My Skin”からスタート。この曲は猪狩秀平(Gt/Vo)が初めて自分に対して書いた曲で、高らかに鳴り響くホーンの音色がファンのテンションを爆上げする。TVアニメ『東京リベンジャーズ』天竺編 のED主題歌にもなったアンセミックなメロディの“Say My Name”ではYUJI(Vo/Ba)が声高らかに歌い、“Fellowship Anthem”は新曲ながら既にライブ鉄板曲の風格を感じさせる。最高にテンション高まる流れの中、小雨が降っていてもしっかり暴れるオーディエンス!その表情は皆一様に楽しそうだ!

テンションが高いのはファンだけじゃない、もちろんバンドメンバーもだ。それは12年ぶりのフジロック出演に対する喜びもあるだろうが、本当のところは・・・その理由を猪狩がMCで語ってくれた。

猪狩「我々が所属してるレーベルの社長が、天神山時代からのフジロック皆勤賞なんですね。で、俺たちがどんなにデカいツアーとかアメリカツアーとかが決まってても、絶対フジロックに行っちゃうのよ(ファン笑い)。だから今日、12年ぶりに社長が(僕らの)ライブを観ております!(ファン大歓声)」

自ら所属するレーベルの社長もいじってしまうヘイスミがみんな大好きだ。そんな猪狩のMCから続いた“Summer Breeze”はそのキャッチーな歌ものソングに小雨で若干の蒸し暑さを感じるホワイトに爽やかで涼しげな風を吹かせ、「オイ!オイ!」のコールから始まった”We sing our song”ではヘッドバンキングとモッシュのループでホワイトのど真ん中に熱狂の渦を作り出した。

クライマックスに突入すると、メタルの重厚感とメロディックの爽快感を併せ持つ猪狩らしさ爆発のソングライティングが印象的なロック&パンクアンセム“Be The One”、ファンにいつもエネルギーをくれる初期アンセム“I’m In Dream”、そしてラストはもちろん“Come back my dog”だ。たくさんのファンの心を熱くさせるこの曲では、この日最大のサークルモッシュを生み出し、ホワイト・ステージに大きな熱を生み出し、50分間のステージを終えた。

<セットリスト>
01. Living In My Skin
02. Say My Name
03. Fellowship Anthem
04. Dandadan
05. Don’t Worry My Friend
06. Trumpet Session
07. Into The Soul
08. Endless Sorrow
09. Fog And Clouds
10. Radio
11. Inside Of Me
12. Summer Breeze
13. We sing our song
14. Be The One
15. I’m In Dream
16. Come back my dog

TAGS
7/28 SUNWHITE STAGE