GREEN STAGE, | 2012/07/28 18:35 UP

CARIBOU インタビュー

既に単独公演やイベント出演など、来日回数も多いカリブー。カリブーのライブを目にする度に、フジロックでも見てみたいと常々思っていたのですが、今年遂にここ苗場の地を踏む事となりました。そこで、カリブーことダン・スナイスにフェスティヴァルについて聞いてみました。

 

–カリブーは単独ライブやイベントでの来日はこれまでもありますが、フジロックへの出演は初めてになりますよね。

 

カリブー(以下C):そう。日本での本格的なフェスティヴァルへの参加は今回が初めてなんだ。いままではフェスティヴァルというよりイベントという規模だったし、日本の野外でプレイするのも初めてだよ。何人か仲の良いアーティストがフジロックでプレイしていたから、今ここに来られてエキサイトしているよ。

 

−ここ苗場の雰囲気はいかがですか?

C: 素晴らしいね。ここには昨夜到着してザ・ストーン・ローゼズとジェイムス・ブレイクを見たよ。僕たちがプレイするステージを見ておこうと思ったしね。どちらのステージも良かったね。

 

−今までプレイした国の中でフジロックと似た環境のフェスティヴァルを他に知っていますか?

C:英国のザ・グリーン・マン・フェスティヴァルはここと同じように自然を活かした環境で開かれているフェスティヴァルだね。ステージからステージまで山道を歩いていくのは楽しいな。

 

−通常のライブと違って、フェスティヴァルでは演奏時間が限られていますが、フェスティヴァルならではカリブーの楽しみ方ってどんなものですか?

 C:そうだね。知っていると思うけど、今僕たちはレディオヘッドとツアーをしていて、ソロのショウでは1時間半たっぷり演奏出来るけど、ツアーのオープニングや今回のようにフェスティヴァルだと1時間かそれより短い時間を演奏しなければいけない。でも、そのような状況に不満はないよ。フェスティヴァルは僕たちのことをよく知らない人にショウを見てもらう機会を与えられるしね。そこで新しいファンを掴むことが出来れば嬉しいしね。

 

−フェスティヴァルならではのハプニングはこれまでありましたか?

C:ベルギーのフェスティヴァルに出た時だけど、本来ならばショウの1時間前には到着してセッティングやサウンドチェックをしなければいけなかったのに、道路渋滞に巻き込まれてショウの20分前に到着したんだ。現場のスタッフからも「とにかく早く機材をセットしてさっさと始めてよ!」みたいに追い立てられ開始したようなものだったけど、それがいままでのベストなショウのひとつになったんだ(笑)

−本当ですか?!

 C:フェスティヴァルならではのエピソードだよね。緊張感が一気に高まって良いライブに繋がったのかな。フェスティヴァルは色んな場所を短い時間で回るからいつもそんな訳にはいかないけどね。

それと、僕は去年オールトゥモローパーティーズ(以下ATP)の内の1日のキュレーターをやったんだけど、ATPはアーティストもお客さんも宿泊して色々な交流が出来て楽しいフェスティヴァルだね。

 

−フジロックはゴハンんの美味しいフェスティヴァルでもありますが、何か食べましたか?

C:昨日の夜遅い時間に到着したからホテルでしか食事していないけど、今日は時間があるから見てみようかな。お好み焼きがあったら食べたいね。

 

−この度ダフニ(Daphni)名義で10月にアルバムをリリースしますね。あなたはカリブーとしてプレイすることもあればダフニとしてプレイすることもありますが、自分の中で違いはありますか?

 C:カリブーはバンドでライブ・パフォーマンスをする時の名前だね。最近はカリブーでDJをするし、当然ライブとは違ったやり方になるけど。ダフニはカリブーに比べてダンス・ミュージックに重点を置いてDJセットでプレイ出来るように曲作りをしている。ダフニの名前でライブ・パフォーマンスをやることはないよ。異なる名前で自分の様々な面を表現するようにしているんだ。ライブ・パフォーマンスもDJもプレイの仕方が全然違うけど、どちらもエンジョイしているよ。

 

−フェスティヴァルを楽しむ秘訣やアドヴァイスがあれば教えてください。

C:えーっと、これがアドヴァイスになるかどうか解らないけど、フェスティヴァルに来て遭遇する素敵なことや楽しい事ってたいていライブを見ていない時に起こるよね(笑)。

−あー、解ります(笑)

 C:会場を歩き回ったり、人に出会ったりするのがフェスティヴァルの楽しさだと思うよ。だから、「音楽に重きを置きすぎないでフレキシブルになろう。」がアドヴァイスかな。だって、タイムテーブルとにらめっこして、「このアーティストを何時に見て、でもあのアーティストを見るためには何時に移動しなくちゃいけなくて」みたいに、ライブを見ることだけに囚われてストレスが溜るのもつまらないし、他の楽しいことに目が行かなくなってしまうでしょ。

 

—ところで、先日あなたが卓球しているビデオを見たのですが、ここ苗場でも卓球しますか?

C:卓球出来る場所あるのかなあ?知ってる?卓球といえば、僕と同じくATPのキュレーターをしたバトルスは専用の卓球台を持っていて、バンに卓球台も載せてツアーに出るんだ。だから毎晩卓球が出来るんだ。とてもオーガナイズされていると思わない?(笑)

 

−凄いですね、卓球台を載せてツアーとは(笑)。実は、次の質問は「もし自分がフェスティヴァルをオーガナイズするとしたら、誰をブッキングしたいですか?」だったのですが、既にATPで経験済みですね。

C:そうだね。フェスティヴァルをオーガナイズするって本当に責任重大だと思ったよ。ATPでは友人のアーティストを沢山ブッキングしたいと思う一方でお客さんも沢山呼べるブッキングもしなければいけないかな、と考えてしまう。で、ふと気がついたら高齢のアーティストを多くブッキングしていたんだ(笑)。サン・ラ・アーケストラやエチオピア人のサックス・プレイヤー迎えたジ・エックス・ウィズ・ゲタチュー・メクリアといった人をね。75歳超えたサックス・プレイヤーを果たしてお客さんは見たいのか?僕は見たいけど、という風に色々悩んでしまったよ。15アーティストくらいブッキングしたけどその中には昨夜フジロックでプレイしたファクトリー・フロアもいたよ。

まあ、とにかく1日のフェスティヴァルをオーガナイズするだけでもこんなに悩んだのに、フジロックのように大規模のフェスティヴァルを毎年開催して成功させているって、本当に凄い事だとつくづく思うよ。

 

−では最後にフジロッカーズにメッセージをお願いします。

 C:この美しい景色の中でのフェスティヴァルを楽しんで下さい。僕たちを呼んでくれてありがとう。ショウを楽しんでくれると嬉しいです。

 

 


写真・文:熊沢泉
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