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7/26 SATRED MARQUEE

Gotch

ありのままの後藤正文と仲間たち

レッド・マーキーの灼熱を嘆くのももう飽きた。同じ熱いなら楽しもうじゃないか。さて、Gotchは昨日のザ・ルミニアーズを見ているようで、飽くまでこれは想像だが、少なからず彼らのアクトに影響を受けたものと思われる。

ASIAN KUNG-FU GENARATIONとしてはルーキーを含め過去5回フジロックに出演しているGotchもソロのバンドでの出演は初めて。ワンマンツアーを終えて、もうこのメンバーでは今日から先、当面ライブはないだろう。GotchはもちろんYeYe(Cho)/井上陽介(Gt)/佐藤亮(Gt)/下村亮介(Key/Per)/戸川琢磨(Bs)/mabanua(Dr.)ら、メンバーへの声援も。特にシモリョーことthe chef cooks meの下村亮介への声援が大きい。全員、ジャケット着用というフォーマルな趣きで、Gotchはハットも着用。オープナーはネオ・フォークな雰囲気もあるビートがタフな” Humanoid Girl / 機械仕掛けのあの娘”で軽快にスタート。メンバー全員と息を合わせて隙間の多いアンサンブルを奏でる様子は、バンドというより楽団のよう。

小気味いいテンポでアルバム『Can’t Be Forever Young』から曲を次々に繰り出す7人。特にアルバムタイトル曲の”Can’t Be Forever Young / いのちを燃やせ”はいつかは終わってしまう生命について、シリアスすぎることなくメッセージを送る。ユルい裏拍とアコギ、オルタナカントリーっぽいブルースハープの響きが、どうしても90年代のベックを想起させたりするのだが、明らかに違うのはもう私たちには逃げる場所も時間もないってことだ。シニカルになってる暇があったら、バカバカしいことでも「生命を燃やそう」という意識が2014年らしい。

メンバー紹介をササッと行いながら「たぶん、初めましての人が多いと思うけど、楽しんで」と、さらりと言葉を発するGotchは、明らかにアジカンのフロントマン後藤正文よりラフだ。

後半にはウィルコのカバーなども盛り込みつつ、アルバム収録曲12曲の中から9曲を演奏してくれたGotchバンド。ラストはこれまた女の子や若い恋愛をテーマにした“A Girl in Love / 恋する乙女”。アコギの涼し気なアンサンブルに紅一点のYeYeがフロアタムを叩いて、プリミティヴなグルーヴに力を添えるのも印象的だが、いつもこの曲の歌詞「僕らはまた 来世で都合良く 会えたりしない 出会ったりしないよ」のヴァースで、グッときてしまう。いつまでもやりたいことを先延ばしにできる時間もないし、出会いや奇跡なんてものは生きてるうちに慈しむべきものなのだ。

ソロのライブにこんなに人が集まってくれるなんて、というのは本音だったと思う。ラストナンバーで興が乗って、ステージとフロアのあいだに積んである機材ケース?に飛び乗って歌うGotchは、今までにないミュージシャンとしてのフェイズにいるように見えた。いや、実に痛快な時間だった。

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