本日最終日にようやく晴れているものの、降りも降ったりの3日間。会場内にはいたるところにぬかるみができ、たくさんのフジロッカーズによって踏みしだかれ、いい感じに熟成し、例の独特の香りを放っています(この匂い、聞いたところによると微生物の働きによるということなのですが、本当なのでしょうか)。
さて、会場の中にある著名な泥スポットといえば、まずはグリーン中央の後部分ですよね。こちらです。
うっかりステージに気を取られているとグニャっとやられる、例のニクイやつです。泥の部分はお客さんも避けて通りますので、ぎっしり座っている非泥の部分とのコントラストで泥の部分がだだっ広く感じてしまいます。4万人収容のグリーンステージの1割くらいは泥なのではないでしょうか(嘘です)。
他に泥スペースといえば、アシードジャパンのペットボトルキャンペーン前方や、オアシスの苗場食堂前、ワールドレストラン入り口、オレンジコート全般などがありますよね。
こうして見比べてみると、苗場食堂やワールドレストラン前など、どうしても人が通らざるを得なくて日当りもよくないところは乾きにくく、シャビシャビ感が残っている印象です。
以前はウッドチップなどを撒いたこともありますが、長靴の装備も進んでいる今日、「泥も名物のうち」ということで楽しんでしまう方がよいんでは?という気がします。なんというか、グラストっぽいし。
「泥なんて避けて歩けば平気さ…」という強気な向きもあるかとは思いますが、夜間や魅力的なライブが行われている最中などは足下がおろそかになりがちです。くれぐれも、長靴装備で。みなさま道中にお気をつけて。
写真・文:永田夏来