SHANK

7/25 FRIRED MARQUEE

苗場まで届いた長崎の音楽！

「長崎から来ました、SHANKです。よろしく！」

人は疎らながらも、熱気の溢れるRED MARQUEE。セッティング・リハーサル時に東京事変の”群青日和”の冒頭、「新宿は豪雨～♪」という快晴の苗場で演奏するにはツッコミどころ満載のフレーズを歌い、お茶目な一面を見せるのはフジロック初登場のSHANKだ。

SHANKとは、ベース＆ボーカルの庵原将平、ギター＆コーラスの松崎兵太、ドラム＆コーラスの池本雄季で結成され、キャッチ－なメロディーとボーカルのハイトーン、それを支える安定感のあるドラムとベースを特徴とする、長崎発の3ピースメロコアバンドである。

ライブ開始早々から”Cigar Stone”、”Wake me up when night falls again”と、真夏日の苗場に更なる熱を加えていく。オーディエンスもRED MARQUEEという広いステージに立つ3人を祝福するかのように、汗だくになりながらも手拍子やモッシュ・ダイヴで応えていく。セキュリティーから降ろされ、再びステージ前へと戻っていくダイバー達には必ず笑顔があり、SHANKのライブの楽しさがひしひしと感じられた。

”Long for the Blue moon”、”Two sweet coffees a day”、”Love and Hate”、”Departuer”と、昼間から手に汗に握る曲の数々。ライブで鍛え上げられた丁寧な演奏を惜しげもなく魅せ付けられ、拳を天高く掲げる庵原の煽りも効いてか、オーディエンスの盛り上がりも常に全力で、休む暇もないほどの白熱のステージ。ライブ後、燃え尽きてしまった方もいたのではないだろうか。

「フジロックありがとうございました。めっちゃ気持ち良かったです。見に来てくれてありがとう。」
そう言い終わり、最後を飾るのは”Set the fire”、”Stop the crap”。曲のタイトルに反するかの如く、観客達の絶え間ない拍手は彼らに送られ続けた。長崎発・SHANK！苗場までしっかりと音楽の届く力強いライブだった！

posted on 2014.7.25 12:40

写真：Julen Esteban-Pretel (JulenPhoto)・文：あたそ

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