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7/27 SUNWHITE STAGE

ÁSGEIR インタビュー

今年2月の来日に続きフジロックにやって来てくれたアイスランドのシンガー、アウスゲイル。金曜日・土曜日は猛暑のフジロックでしたが、最終日は気温もぐっと下がり、もしかしたら彼が涼しさを持って来てくれたのかもしれません。インタビューではアイスランドのお薦めフェスティヴァルも教えてもらいました。

-フジロックへようこそ。ここには昨夜到着したのですか?
アウスゲイル(以下A):そう。オーストラリア(フジロックの前に、スプレンダワー・イン・ザ・グラスに出演していました)から長いフライトの後、夜ここに到着したんだ。アーケイド・ファイアを見るつもりだったのだけど、僕はホテルの部屋に入ったら寝てしまって。見逃してしまったよ。

-スプレンダワー・イン・ザ・グラスはどうでした?
A:グレイトだったよ。僕はここ何ヶ月もツアーをしていて、このフェスのことはよく知らなかったんだ。実際現地で何か起こるか、まったく予測がつかなかった。そして、大きなステージに立ったのだけど、会場いっぱいに人が埋め尽くされていてそれはもう素敵な光景だったね。

-今日のホワイトステージも沢山のオーディエンスが来てくれていましたよ。オーストラリアでは海辺のフェス、そしてここフジロックは山あいのフェスで、短期間にまったく異なった風景を体験していますね。
A:そうだね。日本に到着した時、僕はとても疲れていて、ここに夜到着したあとすぐ寝てしまったから、自分がどんな場所にいるのか全然わかっていなかった。そして、朝目覚めて外を見てみたら、なんて奇麗な場所なんだろう!て。数時間前にいた場所とまったく違う。ここに来られて嬉しいよ。
オーディエンスの反応もまったく違うね。日本では僕の歌を静かに聴いていて、僕が歌い終わると拍手するけどすぐ静かになって次の曲を待っている。オーストラリアのオーティエンスはずっと叫んでいるよ。ワイルド過ぎるね(笑)。
日本のオーディエンスが静かなのは、僕の歌を聴いて理解しようとしてくれているのがよくわかる。その姿勢は素晴らしいことだと思うよ。オーディエンスが歌に集中していると、僕も演奏に集中していくから、結果良い演奏が出来るようになるんだ。

-まさに化学反応ですね。ところで、初フェス体験はいつですか?
A:フェスでの初プレイは、音楽フェスとは少し違うかもしれないけれど、アイスランド独立記念日のコンサートだった。初めてお客さんの前でアコースティック・ギター1本でプレイしたんだ、しかも5万人の前で!そんなに沢山の人が来ているとは知らなくてステージに出てびっくりした(笑)。3曲プレイしたかな。
音楽フェスだったら、多分デンマークのロスキルド(Roskilde)が初めてじゃないかな。ロスキルドは10万人もの人がやってくる大規模フェスで、さらにアイスランドからそれほど遠くないからアイスランド人も沢山来るし、結構圧倒されてライブ前は緊張していたね。

−フジロックについて予備知識はありましたか?
A:少しだけ。今、僕が一緒に仕事しているスタッフの中に以前フジロックに来た人がいるんだ。あと、写真やフジロックについての記事を読んで、環境もラインナップも良いフェスだということは知っていたよ。

−今年のラインナップで見てみたいアーティストはいますか?
A:ケリスとスカタライツを見たいんだけど、ここにいるからもう見られないよね・・・。

−アイスランドはアイスランド・エアウェイブス(Iceland Airwave)が有名で、最近はATP アイスランドが開催されています。アイスランドでおススメのフェスがあったら教えて下さい。
A:まずひとつは、Aldrei fór ég suður(アルドレ・フォー・エグ・スール 注:アイスランド語の発音をカタカナ表記するのは難しいのでアウスゲイルさんの発音から書き出してみました)。Ísafjörður(イーサフィヨルズゥル)というアイスランド西端のフィヨルドの海辺の街で開かれるフェスだよ。海岸の目の前に山があるんだ。
それで思い出したんだけど、アイスランド・エアウェイブスが僕の初フェスだった(笑)。
もう一つのおススメは、アイスランド東部のフェスで、Bræðslan(ブライスラン)。Borgarfjörður(ボルガフィヨウズゥル)という美しいフィヨルドの海岸にある街でのフェスなんだ。このフェスに出るアーティストは皆レベルが高くてパーフェクトだね。

−では、最後の質問です。もし自分がフェスをオーガナイズするとしたら、誰をブッキングしたいですか?
A:そうだなあ。ヘッドライナーはプリンス。プリンスのライブを見てみたい、といつも思っているから。僕にとってスペシャルな存在だね。あと、シガーロス、ジェイムス・ブレイク、ボン・イヴェールだね。

−ありがとうございました。

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