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7/26 SATWHITE STAGE

WHITE LUNG インタビュー

灼熱のフジロック会場で、タイトなライブを聴かせてくれたホワイト・ラング。怖いオネエ様方達なのかと思っていたら、めちゃくちゃ気さくな彼女達にライブ後インタビューしました。

−先ほどのライブ観ました!ミッシュのドレス、素敵ですね。
ミッシュ(以下M):ありがとう!この服はヘザーからの誕生日プレゼントなのよ!

−フジロックに来た感想をまずは教えて下さい
ケン(以下K):ナイス!緑の香りがするしね。
アン–マリー(以下AN): 本当にアメイジングだわ。
M:日本に来られて本当に興奮しているのよ。

−ここには昨夜到着したんですか?
M:そうよ。

−会場内を見て回りました?
ヘザー(以下H):着いたら、すぐ寝ちゃったわ(笑)
K:そう。すごく疲れていたんでね。
M:今夜には東京に戻るんだけど、東京タワーを見るわ!

−日本にはしばらく滞在するんですか?
M:ケンだけしばらく滞在してパーティ三昧よ(笑)

−フジロックはパレス・オブ・ワンダーというオールナイトで楽しいイベントをやっている場所があるのですが、そこを体験する時間はありませんね。
M:あら、そうなのね。残念だわ。次回来ることがあったら是非行ってみたいわ。絶対来るわよ!(笑)

−フジロックについては何か予備知識などありましたか?
M:私の知り合いのサウンドマンが何年か前にフジロックに来ていたので、彼から世界一のフェスだ、と聞いていたわ。とてもプロフェッショナルで清潔なフェスだって。真実だと思ったわ。
H:私の知り合いは90年代にフジロックへ行こうとしたけれど、キャンセルになてしまったのよね。

−まさにフジロック最初の年ですね。
K:レッド・ホット・チリペッパーズが出た年だよね。

−近年ホワイト・ステージではワイルドなバンドが出演しているんですよ。ファックド・アップ(Fucked Up)やリフューズド(Refused)など。
H:リフューズドも出たの?
M : ホワイト・ステージは速くてラウドなステージってことね、クールだわ。

−屋内でプレイする時と、野外でプレイする時では気持ちに違いがありますか?
M:あるわね。屋内でのライブはたいてい小さなハコでやるから、お客さんとも近くて密着した状態でプレイするけど、野外フェスだとどうしても距離が出来てしまうわよね。最近やっと慣れてきたけど。

−今日みたいに太陽の元でプレイすることもありますしね。
M:そうよ!野外フェスでは自分がしっかりしないとね。客席と距離はあるし酔っぱらったお客さんもいるし(笑)

−今日は暑かったから、朝からビール飲んでもすぐ抜けていると思いますよ。
M:そうかもね。こんなに日射しの強い中でプレイするのは本当に大変なんだけど、お客さんが熱狂してくれていたのが嬉しかったわ。アメリカでは、ぼーっと突っ立って見ているお客さんもいたりすることもあるからね。今日は皆が楽しんでいるのが見えて本当に嬉しかったわ。

−あなた達は大のオアシス・ファンだそうですね。彼等もここフジロックで何度かプレイしています。あなた達がマンチェスターでプレイした時にお客さんが一人だけだった、という話を聞いたことがあります。
K:(やれやれ、といった表情で)そうなんだ。本当に一人だけだったよ。
M:ヒドイ体験だったわ。マンチェスターの小さい奇妙なフェスティヴァルに出たのよ。私たちの出番が深夜で、来ていたお客さんはビール飲み過ぎて0時前にはとっとと寝ちゃってたのよ!
AM: 近いうちにまたマンチェスターでプレイするのよね。
M: フェスにありがちな奇妙な体験、ということよね。またマンチェスターで同じようなことが起きたら自分の曲はやらないわ(笑)
K:ジングルベルとかでいいんじゃない?(笑)

−ところで、初フェス体験はいつ、どこでですか?
H:私はティーンエイジャーの時に行ったワープド・ツアー(Warped Tour)よ。12歳から15歳まで毎年行っていたわ。もの凄い数のバンドがアメリカ中をツアーするフェスよ。親戚が関係者だったの。ケンもワープド・ツアーが初フェスよね?
K:そうだね。ティーンエイジャーの頃に一度行ったよ。アンドリューWKを見たよ。
AN: 私は何が初めてだったかしら。うーん、思い出せない。
M:オズフェストじゃない?
AN: そうね、そうだったかも。
M: 私の初フェス体験は3歳の時、ステージでタンバリン叩いたのよ(笑)地元ヴァンクーバーのフェスだけど、何せ子供だったからフェスの名は思い出せないわ(笑)

−お気に入りのフェスはありますか?
M:最近プレイした中で?もちろんフジロックよ!最高に楽しかったわ。
それと、オースティン(アメリカ)のファン・ファン・ファン・フェスティヴァル(Fun Fun Fun)は楽しかったわ。
K: たしかに、ワン・オブ・ザ・ベストだ。
M:ラインナップも最高だし、リラックス出来るし、グレイトなフェスよ。

−アメリカは様々なフェスティヴァルがありますけど、その中でもオースティンで開かれるフェスが多いですね
K:そうだね。特にオースティンは多いかも。ここ数年はどのフェスも宿を確保するのが大変になってきているよ。

−ところで、フェスでの失敗談などはありますか?
H:失敗談といえば、今日のライブでやっちゃったわ!バングル腕にしてベースを弾いていたんだけど、湿気で手がむくんでいたみたい。はずそうと思っても上手くはずせず、慌ててしまったの。時間にして数秒の事でも本人にしてみればもの凄く長い時間に感じることがあるわよね。うろたえていた自分がちょっと恥ずかしかったわ。お客さんは気づいていないかもね。
M:ライブで機械みたいに完璧に演奏してもつまらないけど、だからといって、せっかくお客さんがお金を出して見に来てくれているのに、ライブが上手くいかなかったら申し訳ないわよね。ところでケニーの失敗談は?
K:僕の失敗談は、つい先日プレイしたピッチフォーク・フェスティヴァル(Pitchfork Festival)。プレイ始めて2曲目で突然弦が切れた。ステージ脇を見るとそこには沢山のギターが置いてあったけど、それはベル・アンド・セバスチャンのギターなんだよ。でもちょっと拝借しちゃった。(笑)
M:やるじゃない(笑)

−自分達でフェスをオーガナイズするとしたら誰をブッキングしたいですか?
H:それって、生きているかどうかは関係なく?ねえ、順番に挙げていきましょうよ。
全員:うーん(と、真剣に考え込む)
M:私はオアシスとガールスクール!
AM: ザ・シャングリラズ(60年代のガールズ・ポップ・グループ)とサム・クック。
H: 私はT-Rexとバウハウス。バウハウスは初期ので!
K:ブラック・サバズとモリッシー。
H:ちょっと、モリッシーじゃなくてスミスにしなさいよ。オリジナルなんだから!

−最後に、フジロッカーズへメッセージをお願いします。
M:アリガトー!!この素晴らしいフェスで私たちを見に来てくれてありがとう!
AN: またすぐ日本に戻ってきたいわ。
M:ライブで叫びまくってワイルドになってくれてありがとう!コレこそ私たちが求めていたものよ!

−ありがとうございました。

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