THE CIRCUS OF HORRORS
世界最狂のサーカス集団!!!
DJ MAMEZUKAのDJにより、本当に平日の夜なのだろうかと疑いたくなるほどのモッシュ&クラップ・ハンズで大盛り上がりを見せるレッドマーキー。それに相反するアンダーグラウンドな音楽の中、Dr HAZEを筆頭にステージへと出現したサーカス・オブ・ホラーズ。
70年代のグラムロックをBGMに、高さ60cmほどのガラスの入れ物からおっぱい丸出しのエッロい女性が出てきたと思ったら、ブリーフ一枚の男性が鼻にスプーンを入れたり、小人のような男性がクラッカーを自分の口に向けて発射させたり。次に現れたのは、オレンジのモヒカンがトレードマークの厳つい見た目の男性。「一体何を見せてくれるのだろう?」と思えば、元々貫通させていた鼻孔の真ん中にただ指を突っ込むだけ、というオチつき。
下着姿の女性が自由自在にフラフープを操る姿や、アクロバティックな組体操、ネジ打ち機を鼻の中で回してみたりと、次々と見せられる大道芸にオーディエンスは拍手喝采の嵐!
しかし、子供相手でも通用する芸のみで終わらないのが、流石サーカス・オブ・ホラーズ。小人のような男性が、10kgは超えるであろう重りを男性器のみでぶんぶん振り回している。これにはオーディエンスから思わず悲鳴が上がった。こういう卑猥な芸に寛容であるのは、フジロックだけではないだろうか。
クライマックスは、ローラーバランスと炎を使用した大道芸。パンクの申し子とでも言いたげな風格の男性が、何メートルにもなる高さでバランスを保ちつつも、宙を舞う火のついたクラブを操る。燃え盛るロープでアクロバティックな縄跳びをしたり、45cmの長剣を飲み込んでみたり。Dr HAZEは、炎を吹いて、食べて、直に持って。もうハチャメチャで、やりたい放題。
見ごたえ十分。猥雑でフリーダム。奇妙で奇怪なあっという間の15分間だった。
なお、サーカス・オブ・ホラーズは、フジロック開催中の3日間、パレスエリアにて20分のショーを3回行う予定でいる。衝撃を受けた方は、是非その目で奇想天外な舞台を見届けて欲しい。