Räfven
レーヴェン公式ライヴ1回目@苗場食堂!
レーヴェンは、もはやフジロックの名物レーベルとなったアンクルオーウェンが、初めて日本に紹介し、苗場に連れてきたアーティストだ。「フジ2週目」に抜擢されることも、当然の流れかもしれない。なにせ、彼らのタフさが、レーベルそのものの色となって、今日のアンクルオーウェンを作っている。
2015年のレーヴェンはというと、公式のステージに出演するのは、意外にもこの苗場食堂が初となる。といっても、前夜祭の日には岩盤スクエアに出演しているし、初日の昼間にはチャラン・ポ・ランタンのステージに出演しているから、今年も、初登場時と同じく、「どこにいってもレーヴェン」状態になっていたといえる。
苗場食堂に詰め込まれた男八人衆は、過去に見たり噂を聞いたりして、それなりの心構えをしていたオーディエンスの期待を上回る形で大いに盛りあげた。6〜8坪ほどのステージの中から飛び出していかんばかりのテンションで、ワールドレストラン入口の遥か先までを埋め尽くしたオーディエンスと、お座敷で飲みに興じていたフジロッカーを煽りにあおったのだった。
服を脱ぎ捨てて半裸となり、タイトなリズムにガチャガチャとしたウワモノが緩急を使いわけるたびに、いちいち盛り上がるオーディエンスは、まるで体全体が性感帯となっているよう。後日にはホワイトという大舞台が待ち構えているというのに、わざわざ苗場食堂に来る好き者たちよ。きっとここに集まったオーディエンスは、ずっと、再来日を待ち望んでいてくれたんだろう。
そんなあなたたちに、レーヴェンのメンバーからメッセージがあります。
「フジロックに帰ってこれて嬉しいよ。フジロッカーズは最高だ、君たちはレーヴェンの一員だ!」
今後のステージにも、乞うご期待!