group_inou
雨が止んで、日も差してきて蒸し暑くなってきたフジロック2日目。レッドマーキーの2番手はgroup_inouである。約10分前にレッドマーキーのテントに入るとちょうどリハーサルをしている最中だった。
日よけの意味もあってレッドマーキー内で休憩している人も多く、後方の椅子率は高い。始まるころにはお客さんたちも続々と集まり、PAのブースから前はほとんど埋まっている状況だった。ステージには機材ブースがあるだけ、背後には映像を映し出すスクリーンがある。昨日は苗場食堂で「胃脳グループ」として登場し、2日連続のフジロックとなった。
12時ちょうどimaiとcpが登場し、歓声が大きく湧き上がる。まずは、「EYE」から始まる。浮遊感のシンセサイザー音が特徴で、ヒップホップとエレクトロニカが混ざり合った曲が次々と披露される。MCのcpの時折あげる叫びにもフロアは大きく反応する。気が付くとレッドマーキーは後ろの方までかなり埋まっている。
朝が苦手と思われて、「朝、PAのひとから『よければどうぞってフリスク渡されたんですよ』」とトラック担当のimaiが語る。BPMが200近いゴリゴリのビートやかわいらしいエレクトロニカまで、電子音がキラキラしてレッドマーキーにいる人たちを踊らせた。imaiは自分への歓声に男の野太い声が多いことに「イースタン(ユース)のライヴを思い出す。『吉野~』とか叫んでた」と語る。
「THERAPY」ではお約束のイルカのアニメがスクリーンに出てきて、さらにフロアに「イルカ!」と大合唱させる。その高揚感は「CATCH」「KNUCKLE」と続き、最後の「MAYBE」までフロアは踊り続けたのだった。