MONSTER大陸
ウェルカム トゥ モンスターワールド!
リハーサルの時点からノリノリで絶好調。本番も必ず良いライブが見れるのだろうと期待せずにはいられない。2013年のルーキー・ア・ゴーゴー以来2度目の出演となる、モンスター大陸。ステージに現れれば、早速、「さっきの続き、聴きたい?」という藤倉 嗣久(Vo&Gt)。軽やかなギターのリズムと共に始まったのは、”Ms.Lover”。千賀 太郎(Vo&Harp)の狭いステージの中で跳ねるように踊る姿は、見ているこちらまで楽しい気分になる。観客も身体を左右に揺らす。間奏では、千賀が頭を上下に振りながらブルースハープを力一杯に吹く。
”HERE”と”妄想 the world”では、優三(Dr)と吉田 靖雄(Ba)の骨太なリズムが生かされている。そして、少年期から国内外の大物ミュージャシャンたちと共演を重ね、6歳の時にはニューヨークハーレム・アポロシアターのアマチュアナイトで準優勝した。その際、あのスティービー・ワンダーから絶賛を受けたとだけあり、千賀のハープのセンスが生きる。バンドメンバーにブルースハープを弾く人がいるのも他に類を見ないのだが、これだけ多彩で沢山の表情を見せる音があの小さな楽器から出るだなんて、思いもしなかった。自由自在にブルーハープを操る千賀の姿に、思わず拍手が巻き起こる。
“オトナの階段登らせて~アダルトビデオは隠すもの~”や” でかいケツの女”では、タイトルからも分かるように、遊び心満載ではあるが、彼らのグル―ヴ感溢れるリズムセクションが水を得た魚のように生き生きとしていた。
最後に演奏されたのは、8/12発売のアルバムから、“女どもへ”。今回のステージを通じて、モンスター大陸のファンキーでアメイジングな演奏力は勿論、女性の好みまでも、思わず知ってしまったような気がする。
アルバムリリースと同時に全国25か所以上のツアーが決まっているモンスター大陸。その名もなんと、「アナタのお尻を追いかけて…」。彼らの男気溢れるライブが気に入った方は、是非足を運んで欲しい。