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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTGREEN STAGE7/27 FRI

MONGOL800

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© Photo by MITCH IKEDA© Text by 三浦孝文

Posted on 2018.7.27 13:09

感謝とともに真摯に歩んできたモンパチの20年

フジロック2018、いよいよ開幕!本日の苗場の天候は、絵に描いたようなザ・快晴だ!

グリーンステージには、レーザーターンテーブル(レコード盤を針ではなくレーザーで音情報を読み取って原音に限りなく近い音を鳴らすというもの)でビートルズ、ジミヘンにジャニスの名曲が抜群の音で鳴り響いている。RCサクセションの‟雨上がりの夜空に”が終わり、忌野清志郎の‟田舎へ行こう!Going Up The Country”のイントロが入ると「苗場20回目。楽しんで!Let’s roll!Fujirock Festival」との映像が流れる。曲に合わせて手をウェーブさせ、踊りはじめるオーディエンス。「今年もいよいよフジロックがはじまった!」というワクワク感満載の楽しい空気がグリーンステージ一帯に充満していく。何度体感しても最高としか言いようがない瞬間だ。

こんな最高な天気の下、グリーンステージの1発目を務めるのは、2008年以来の出演となるモンパチこと、MONGOL800だ。‟Enjoy Youself(It’s Later Than You Think)”が流れると気取らないいつもの出で立ちのメンバーが手を振りながら笑顔でゆったりとステージに姿を見せた。一斉に音を出力すると、キヨサクが「フジローック!遊びーましょ!」との掛け声とともに、いきなり必殺チューンの「あなたに」を投下した。オーディエンスは当然のごとく瞬間沸騰。軽快なパンクとともに揺るがないただひとつの愛の言葉が投げかけられる。思わず目頭が熱くなり、涙で目の前が曇ってしまう。ヴァースをシンガロングをするだけで、こんなに楽しませ感動させてしまうバンドがいるだろうか。

‟Love Song”といったこの青空の下、今この瞬間にピッタリなチョイスのアッパーな曲で畳み掛けてくる。「イエー!フジロックー!苗場に来て、20周年おめでごさいます!モンパチも結成20周年!感謝です。モンパチも二十歳!フジロックも二十歳!成人祝いをしてもらってもいいでしょうか?成人祝いパーティーだー!」と‟Party”を披露して盛大にお祝い。「もういっちょ!」と繰り出した‟愛する花”がこれまた素晴らしかった。彼らのライヴを観ていると、オーディエンスが彼らにとっての「愛する花」なのだと気づく。枯れないように優しさを、正直な心と素直な言葉で水をかけてくれているのだ。いつでも。

「いや~、いいですね、この景色。5分だけ眺めててもいいですか?(笑)」とご機嫌なキヨサク。沖縄からやって来たお客さんをウェルカムし、‟OKINAWA CALLING”で沖縄の風を吹かせる。リズミカルでトライバルなバックビートが刻まれ、ビートにノッて「Wow Wow Oh Yeah!」とオーディエンスと楽しくコール&レスポンスする。裏でギラギラと鳴り響くノイズが、ジリジリと太陽が照りつけるこの瞬間にピッタリなのだ。歌詞の一部を「FUJIROCK CALLING」にしたり「調子はどうだい、フジロック」に変えて空間をアゲていく。沖縄のこれまでの苦境を受け止め、常に前を向き、あなたがあなたらしく輝くように一歩ずつ行こうとの歌詞に胸を打たれる。

「夏の準備はできてますか?」と青春ど真ん中をいくような若さにみなぎった‟Endless summer”を挟み、デビュー20周年イヤー企画ということで、1stアルバム『GO ON AS YOU ARE』のリリースツアーが当時できなかったということもあり、ようやく出来たという感慨深げに語る。そして、久方ぶりの披露となる。「月明かりの下で」をムーディーに披露すると、示し合わせたかのように心地よい風がサッと吹いて演出する。スピードアップし熱くなるヴァースでオーディエンスも盛り上がりを見せる。小さい子供たちもめちゃくちゃ楽しそうに踊っている。

「俺ら、ちょっと飛ばし過ぎて、思ったより時間があるみたい(笑)」とキヨサク。「久しぶりにこんな野に放たれたらさ、そりゃ時間配分狂いますわ(笑)」と‟HEY Mommy”をとっさに披露。久しぶりに披露された曲だったので、ファンは嬉しかったはずだ。

「‟小さな恋の歌”が映画になります!」とお知らせをして(タイトルはそのまんま‟小さな恋の歌”で、内容はまだ不明な模様だった)、満を持して今や国民的な曲となったこの曲が投下された。フロアにモッシュとダイヴの嵐が吹き荒れ、オーディエンスの盛り上がりは最高潮を迎える。ラストの「夢ならば覚めないで…」のパートで「続きを歌ってもらっていいですか?」とマイクをオーディエンスに向けるキヨサク。広がる埋め尽くされたオーディエンスと苗場の美しい山々。キヨサクが何度もここの景色が最高だと感慨深く言うのも頷ける。こんなにも最高の環境で、我々はたった今、最高の音楽を浴び、最高の瞬間を共有しているのだ。

そして、ラストはやっぱりこの曲。「DON’T WORRY BE HAPPY」!軽快なスカコアでフロアをガンガンにロックして、「また遊びましょ~」と嬉しそうに手をふりステージを後にした。初日の1発目からフジロッカーズを、そして苗場を、フジロックそのものを最高にハッピーにしてくれた。ありがとう!そして、モンパチ結成20周年おめでとう!!

[写真:全8枚]

#TAGS : 7/27 FRIGREEN STAGE

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