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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTGREEN STAGE7/28 SAT

JOHNNY MARR

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© Photo by 平川啓子© Text by fujirockers.org

Posted on 2018.7.28 18:26

なぜジョニー・マーはスミスから逃れられないか

ジョニー・マーである。自分のような世代にはいろんな思い出がありすぎてどうしてもグリーンステージの前の方に引き寄せられてしまうのだ。日差しが強いフジロック2日目のグリーンステージの14:50、ジョニー・マーとバンドのメンバーたちが登場する。「サイケデリック・ショー」と宣言し、演奏が始まる。

まずは”The Tracers”から始まる。ジョニー・マーの他にはギター兼キーボード、ベース、ドラムスの4人のシンプルな編成である。ギターはフェンダー・ジャガーかな? 白と青の2本を使い分ける。

2曲目には早くもザ・スミスの曲”Bigmouth Strikes Again”を演奏する。当然のように湧き上がるステージ前。自分と同世代が多いのだろうか。しかし、スミスが解散して約30年、さまざまな人とセッションして、さまざまなバンドに入ったり出たりを繰り返し、今の方がむしろスミスぽくなっている。ソロ作”Day In Day Out”なんか声がモリッシーに似てきていると思うし、”Hi Hello”は”There Is a Light That Never Goes Out”を思わせるメロディとアレンジだったりする。もちろんエレクトリックドラムとシンセサイザーを用いた”New Dominions”はジョニー・マーの今までにない感じの音に仕上がっているのだけれど。

ニュー・オーダーのバーナード・サムナーと一緒にやったエレクトロニックというユニットの”Getting Away With It”も歌われたし、ソロの定番曲といっていい”Easy Money”など印象深い演奏があったけど、しかし、マーが「最後の曲」といって始めたのが、あの10代のころの自分の心を打ちぬいたギターのイントロである”How Soon Is Now?”。盛り上がるお客さんたち。あのギターの音に何回やられただろうか。こうして2018年の苗場でもギターの音を浴びることができるのは幸せだ。

これで終わりか……と思っていたら、マーが「ワンモア・ソング」といい、始めたのがあの「ジャッツジャー、ジャジャ、ジャジャジャジャ―ジャジャ」というギターのイントロである。”There Is a Light That Never Goes Out”だ。似ている曲をやってくれたので、今日はやらないかと思ったらいきなりキターである。美しく悲しく歪んだ愛を歌った曲。しかもマーはお客さんたちに向かってコール&レスポンスよろしく掛け合いを求める。サビをマーが歌って「To die by your side」をお客さんたちに歌わせる。「君のそばで死ねたらいいね……」と合唱するグリーンステージ。最高だ! ずっと歌っていたい! だってスミスを聴くような10代を過ごしたから!

[写真:全7枚]

#TAGS : 7/28 SATGREEN STAGE

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