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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTRED MARQUEE7/27 FRI

ストレイテナー

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© Photo by 古川喜隆© Text by 松原充生子

Posted on 2018.7.27 17:02

圧倒的な信頼感と新鮮さと

15:35、オーディエンスはレッドマーキーの半分ほど埋まっていて、最前列に今か今かと開演を待ちわびているファンもいる。リハーサルが始まりメンバー全員が登場すると、歓声が上がる。曲はライブではお馴染みの“KILLER TUNE”。リハだが本番さながらにオーディエンスは盛り上がる。リハを終えるとメンバーは一旦退場。次々とオーディエンスが集まり会場がほぼ満員になった定刻15:50、「20th straightener」と大きいロゴが背景に現れ、メンバーが再び登場した。「待っていました!」とばかりに歓声がひときわ大きくなる。

“Alternative Dancer”、“DISCOGRAPHY”、 “The World Record”、 “From Noon Till Dawn”、とのっけから躍らせるナンバーが立て続けに演奏される。ホリエアツシ(Vo, G)は手拍子を促し、オーディエンスもそれに応える。「4年ぶりのフジロック、フジロックとは12年の付き合いで、12年前はホワイトでした。でもまだグリーンに立ててない(笑)!それは、見れていない夢があるということだ!」と語るホリエ。今年で結成20周年のストレイテナー、夢のグリーンではないけれど、フジロックでプレイするアニバーサリーイヤーを楽しんでいるようだ。

続いて新曲“Braver”。オーディエンスの嬉しい声が聞こえる。ホリエがピアノを奏でるナンバーが続く。「1日1日が積み重なって20周年を迎えることができ、気づいたら20年が経っていました」。ホリエがそう静かにMCをしたかと思えば、「もっと声を聞かせてくれ!」と“DAY TO DAY”へ。日向秀和(B)のソロがうなる。ストレイテナーのアンセム“Melodic Storm”では、拳があちこちで上がり、「ホリエー!」と男性ファンから次々に声がかかる。男からも愛される男。それがホリエアツシだ。

大山純(G)の涼しげなギターサウンドが夏らしい“シーグラス”。ホリエがしっとりと歌い上げ、ナカヤマシンペイ(Dr)のドラムのビートが響き渡る。“AGAINST THE WALL”を演奏し終わると、4人が自然と中央に集まって手をつなぎ、深々とお辞儀をした。メンバー間の圧倒的な信頼があるからこそ、カラフルでどこまでも形を変えるサウンドを作ることができるのだ。ただ純粋に「音楽って楽しいよね、4人でバンドするのっていいよね」と伝わってきたライブだった。

<セットリスト>
Alternative Dancer
DISCOGRAPHY
The World Record
From Noon Till Dawn
Braver
Toneless Twilight
DAY TO DAY
The Future Is Now
Melodic Storm
彩雲
シーグラス
AGAINST THE WALL

[写真:全10枚]

#TAGS : 7/27 FRIRED MARQUEE