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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTFIELD OF HEAVEN7/29 SUN

INTERACTIVO

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© Photo by 北村勇祐© Text by 梶原綾乃

Posted on 2018.7.29 15:30

ラム酒の香りに誘われて

天気は振ったりやんだりの、なかなか不安定な気候が続くなか、最終日にふさわしい注目株が登場。その名はINTERACTIVO。前夜祭や過去の記事などではすでにおなじみだが、フロム・キューバの大人数編成のバンドである。大将こと、スマッシュの日高正博氏がキューバで直接口説いたというキューバ直輸入のサウンドを、このフィールド・オブ・ヘブンで、ついに楽しむことができる。直前のアクトはWestern Caravanなので、昨年から今年へと、目玉バンド同士によるバトンタッチの意味も込めたタイムテーブルになっているのかもしれない。

定刻になると、晴れ間が差し込んできて、本バンドの頭脳、ロベルト・カルカサス(key)が登場。晴れ間が差し込んできた空を見つめて、流ちょうな日本語で「太陽!」と驚く。ソロプレイが始まると、ベース、パーカッション、ギター、トロンボーン、トランペット…と、メンバーが次々と登場し、セッションの開始。フランシス・デル・リオ(vo)、エンリケ・イグレシアス、(vo)、ウィリアム・ヴィヴァンコ(vo)のメインボーカル3人が登場し、ステージ上は13名のビックバンドへと進化した。ホーン隊の張りがあるイントロから始まる“MI CUBANA”、ゆったりとしたルンバ・ナンバー“Baila Con Mi Rumba”を披露。耳をくすぐるギロの軽いタッチ、タンミー・ロペス(vo,vio)の早口なリリックと腰の動き。ああもうここは、いつものヘブンではない。最初はどう踊ってよいかわからずに戸惑っていたお客さんたちも、次第に揺れて跳ねて、自分の踊り方を見つけていく。

“Cubana de Pura Cepa”は、アフロ・キューバンリズムを体験してみよう、と言われんばかりのコーナーに。促されるままに2拍3泊のリズムで手拍子を打ち、“Calavera”では、サンバのリズムからput your hands up!なヒップホップアレンジまで、あらゆる引き出しを開けて、一緒に踊ろう!と誘ってくる。あまりノッてなかったお客さんたちも、ようやくここで腕を上げる。楽器を持ったメンバーもほとんどメインボーカルとして歌う“Pilon”では、彼らの歌うメロディのコールアンドレスポンスが行われる。が、わりと難しいようで、なかなかうまくいかない。頑張って真似してみたつもりが、なんだか「ピンクパンサーのテーマ」みたいになってしまって、ラテンでもなんでもなくなってしまった結果につい笑ってしまった。

彼らの音楽は、初見のわたしたちに大変優しく、キューバ音楽の世界から伸びてきた手は我々をぐいっと引っ張ってくれる。縦ノリではないとなかなかうまくノれない人も、ステージの彼らを見よう見まねでいい。お尻や腰を使って踊ることの気持ち良さを教えてくれたと思う。

[写真:全10枚]

#TAGS : 7/29 SUNFIELD OF HEAVEN