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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTGYPSY AVALON7/29 SUN

Afro Begue

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© Photo by りん© Text by Paula

Posted on 2018.7.29 23:17

踊らずにはいられない愛のアフロビート!

フジロック最終日、ジプシー・アヴァロンのトリを務めたのは、セネガル人のジャンベ・マスター、オマール・ゲンデファル率いる日本xセネガル混合のアフロビート・バンド、アフロベゲ。セネガルと言えば先日のサッカーW杯で日本と対戦したのが記憶に新しい西アフリカの国だが、この国には数世代に渡って伝統楽器を演奏することを生業とする伝承音楽家(グリオ)なる人々が存在するそうだ。そしてバンドの中心人物オマールもグリオの一人で、すでに音楽家として長いキャリアを持っている。そんな彼が日本人ミュージシャンとコラボすることで表現したかった音楽とはどんなものなのか、興味津々でアヴァロン・ステージの開始を待った。

6人編成のアフロベゲがそれぞれステージの持ち位置につくと、ベースのSuzKenが「アフロベゲで踊る元気は残ってますかー?」と挨拶した。最終日の夜とあってアヴァロン前に集まったほとんどの人が腰を下ろしている状態だったのだが、それも最初だけのこと。オマールが母国語(おそらくウォロフ語)で歌い、はじめは静かに始まったステージも、ギタリストの津田悠佑が奏でるアルペジオから一気にテンションが上がる。サバールや佐々木俊之によるドラムが入ってパワフルなアフロビートが炸裂すると、座っていた観客が皆ぱっと立ち上がって踊り始めた。これは踊らずにはいられない音楽なのだ。座って見るなんてもったいない!

民族衣装のような服に身を包んだオマールは歌い、踊り、ジャンベを叩き、エネルギッシュというかエネルギーそのもの。それなのに、MCで話し出すと訛りのある日本語で「あのね、あのさー、全然(声が)聞こえないよ!」と煽るからかわいすぎる。観客もどんどんノッてきて盛り上がる一方だ。ベースをうねらせるSuzKen、サックスとフルートを持ち替えながらビートに彩りを加える藤原大輔、躍動感を演出する佐々木の演奏も素晴らしい。「踊りましょう!簡単です!」と言って、みんなでできるダンスをオマールが伝授してくれたり、「フジローック!」とコール&レスポンスしたり、情熱的なビートで踊りながら、楽しくて仕方なくなるステージ。ライブが一旦終わった後もアンコールを求める声が大きく、もう1曲演奏してくれることになったほど。最後に「愛の曲をやります。愛は国境ないです」と語ったオマールの普遍的なメッセージを体全身に浴びることができたハッピーな締めくくりだった。

[写真:全10枚]

#TAGS : 7/29 SUNGYPSY AVALON