MOREFUNAREA REPORT7/29 SUN CAMP SITE
『キャンプよろず相談所』に聞いた、テント設営の注意点!
滞在中の〝家選び〟はしっかりと!
昨夜から今朝にかけて苗場に吹き荒れた激しい雨風。キャンプサイトでは、テントを吹き飛ばされたり、浸水するなどの被害が多数あったようです。
悪天候でも安心してテントで過ごすためには、どういう点に気をつければいいのか。キャンプでの悩みやトラブルに対応してくれる『キャンプよろず相談所』の宮川さんにお話を伺いました。
━━昨夜から今朝にかけて、天気が荒れ模様でしたが、キャンプに対する相談は多かったですか?
宮川:ありましたね。完全に24時間体制でした。
━━具体的には、どのような相談が多かったのでしょうか?
宮川:テントが飛んでしまった、水没してしまった、全壊してしまったっていう相談が多かったですね。雨と風で。
━━水没もですか。では、風だけじゃなくて雨の影響も大きかったんですね。
宮川:そうですね。テントを飛ばされちゃったという方の中には、中に置いてあったお財布ごとなくなっちゃったという方もいましたね。
━━えぇー、中に置いてあった荷物ごと…。それは大変ですね。
宮川:今朝キャンプサイトをまわった感じだと、だいたい2割くらいが全壊、1割が半壊というような状況でした。ただ、風の通り道が、『キャンプよろず相談所』がある谷間のあたりだったので、山の上の方の木があったりする辺りは、そんなに大きな被害はなかったです。
━━木が防風林の役割を果たしたんですか。
宮川:そうですね。
━━テントが飛ばされちゃう理由って、風が強いのはもちろんなんですけど、他にはどういう原因があるのでしょう?
宮川:飛ばされたのは、簡易テント、安物テントが多かったですね。ちゃんとしたテントをちゃんと張ってる人は、あまり被害を受けてなかったです。
━━なるほど。テント自体の質にもよるんですね。
宮川:安いテントって、ペグが針金みたいな細さだったりするんで、それだとやっぱり飛ばされる危険性が大きいですね。昨夜はペグを買いに来る方も多くて、一晩で500本が完売しました。
━━500本も。ここまで大きな被害って今までにありました?
宮川:ぼくらが苗場で『キャンプよろず相談所』をやり始めたのが、2001年からなんですけど、その中では一番大きいですね。
━━これからできる対応策などありますか? 来年以降のことも考えて準備できることなどあったら教えてください。
宮川:やっぱり、ちゃんとしたテントを準備するのが最大の対策ですね。テントは安かろう悪かろうってとろこがあるので。建て方がわからなければ、一緒にお手伝いするので、相談してもらえたらと思います。
━━滞在中の家ですからね。そこは手抜きしないほうがいいよと。
宮川:そうですね。そこは妥協しない方がいいと思います。
━━お忙しいところ、ありがとうございました。
宮川:いえいえ、ありがとうございます。
今夜もキャンプサイトで宿泊する方は多いと思います。テントが無事だった方も、改めてペグをしっかり打ち、外出時は貴重品を持ち歩くようにしましょう。
キャンプに関する不安や相談がある方は、キャンプサイトの下にある『キャンプよろず相談所』に立ち寄ってみてください。きっと、様々な問題を解決してくれるはずです!
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