FUJIROCK EXPRESS '19

LIVE REPORTWHITE STAGE7/28 SUN

INTERACTIVO

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Photo by 古川喜隆 Text by 阿部仁知

Posted on 2019.7.28 16:02

苗場におかえり!インタラクティーヴォ!

昨年は別名義も含む6ステージを賑やかなキューバンビートで踊らせたインタラクティーヴォが、今年も苗場の地にやってきた!大将こと日高正博が惚れ込んだキューバのビッグバンドは、昨年のフィールドオブヘブンでのライブを収録した『INTERACTIVO EN VIVO EN FUJI ROCK』をリリースしたことも相まって、「もう一度観たい」と、恋い焦がれていたフジロッカーも多かったに違いない。

前日の木道亭、苗場食堂でもフジロックを賑わせた彼らは、負けじと多数のステージを練り歩く、スタンダップコメディアンのSaku Yanagawaに迎え入れられて、ステージに登場する。昨日とは打って変わって、かんかん照りのホワイトステージ。彼らと一緒に踊るには最高の環境だ!

歓迎ムード全開の中、1曲目の“ALABAO SEA DIOS”から熱いキューバンビートで会場中が踊りだす。このバンドの頭脳、ロベルティコことロベルト・カルカセスのピアノを中心に賑やかす、13人編成のビッグバンドだが、ごちゃごちゃした感じもせず、驚くほどまとまりのあるサウンドを奏でるのが印象的だ。

リラックスしたムードで身体を動かすオーディエンス。後方で座っている人も手を振り上げたり、歩きながら見知らぬ人と手を振り交わしたり、横の友達と競うようにダンスしたりと、とにかく視界に入るすべての人が気分よく踊っている。こんなの最高じゃないか…。

代わる代わるメインボーカルが入れ替わったり、ギターソロ、ピアノソロと目まぐるしく展開したり、観ているだけで楽しい彼らのライブ。「日本語で話してみるよ」と始まった“ANANAOYE”では、日本語混じりの歌詞にハンドクラップが巻き起こり、「あななおいぇー」とコールアンドレスポンス。ボーカルのフランシスコは歌わずに、客席にビデオカメラを向け続ける。なんでもありか。なんだか観光旅行みたいだなと、思わずクスッとしてしまった。

コンガやギロのリズムに乗せて、バイオリンや高速ラップなどいろんな音が縦横無尽に飛び交うホワイトステージ。僕らも、ややこしいことを考えずとも「踊るの楽しいな!」なんて素直な気持ちで、自由に身体を動かしていた。ああ、最高だ!

「フジロック最高!」と口々に喜びをあらわしていた彼らだが、こちらこそインタラクティーヴォ最高!と言いたい。ありがとう。また来年もフジロックで会いたいな!

[写真:全10枚]

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7/28 SUNWHITE STAGE