MOREFUNINTERVIEW7/27 SAT
ハンドパン奏者・久保田リョウヘイさんにインタビュー
夢の舞台で、ずっと理想としてきたライブが実現できた
2001年にスイスで発明されたハンドパン。トリニダード・トバゴ共和国発祥のスティールパンの派生型として誕生し、ガムランを彷彿とさせる美しい音色が特徴です。そんなハンドパンの奏者として活躍する久保田リョウヘイさんが、27日の11:00〜アヴァロンステージで魅力たっぷりの演奏を披露してくれました。
40分あまりのステージで会場にいる人を魅了してしまった久保田さんに出演直後にインタビューを敢行。演奏を終えてみての感想と目指す未来について伺いました。
━━先ほどはお疲れ様でした。最後は暖かい拍手に包まれた素敵なステージでしたね。フジロックの場で演奏を終えた今の、率直な感想を教えていただけますか?
もう本当に楽しかったですね。大自然の中で演奏できる機会も少ないですし、自分自身やはりフジロックを目標にしてきた部分もあるので。
あとはやはり、自分の演奏を初めてみてくれた人が多かったからか、どんどんお客さんの心が開かれる様子を感じ取れて、それはすごく嬉しかったです。
━━後方から見ていても、お客さんの心が変わっていく様子が感じ取れました。他にもフェスに出演されている中、フジロックはお客さんの反応は違いましたか?
音楽好きが集まっていることを実感しましたね。音に対して真摯に、一音一音丁寧に向き合ってくれているような印象を受けました。
あと印象的だったのが、最後の1曲です。途中から裏打ちで手拍子をしてもらったのですが、それがピッタリ合って。それは本当に感動しました!というのも、ずっと僕が目指してきた理想の状態だったんです。手拍子は僕とお客さんの意思疎通です。それがピタっと合うというのは、お客さんとの意思疎通が出来ているということ。難しい裏打ちにもしっかりと答えてくださって、本当に嬉しかったですね!
━━お客さんとしても今回初めてのフジロックだという久保田さんですが、フジロックはどんな場所だと思いますか?
多様な人が集まるフェスですよね。同じ音楽を好きな人が出会う場所であり、それをみんなで共有できる。入場ゲートをくぐった瞬間、もう完全に別世界じゃないですか。「みんな友達!」みたいな。それはやっぱり、特別な空間ですね。
━━最後に、これからどんなことを目指していきたいかを教えてください。
ハンドパンはまだ新しい楽器。だからこそ、これからハンドパンをやっていく人は第一人者になれるジャンルです。僕自身は、エレクトロとの融合やアートを含めた空間演出など、ハンドパンの新たな可能性も追求したいと考えています。今回のフジロックでは理想の状態でライブができてとても良い機会になりました。次回はバンドセットで、もっと大きなステージで演奏したいです。そのために、ハンドパンの可能性をもっと追求しながら、また一から頑張っていきます!
ライブ時の写真は、こちらからご覧ください!
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