LIVE REPORT - GREEN STAGE 7/24 FRI
My Hair is Bad
想いあふれるグリーン・ステージ
ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAの清々しい余韻が残る昼下がりのグリーン・ステージに、2018年以来8年ぶりの出演となるMy Hair is Bad(以下、マイヘア)が登場。“優しさの行方”、“アフターアワー”と立て続けに披露する中で、椎木知仁(Vo / Gt)の少し青臭くも真っ直ぐな言葉が、昼食を広げてくつろぐ人たちにもじわじわと届いていく。
「上越の誇り!」という歓声に「ありがとう」と応える微笑ましい一幕も印象的で、高校一年生の時に新潟県上越市で結成し、2013年のROOKIE A GO-GOへの出演から今日まですべてつながっていると語る椎木。その言葉どおり、広いグリーン・ステージでもしっかりと鳴る骨太なスリーピースサウンドで、“ドラマみたいだ”ではバンドのドライブ感に誘われるように前方へ駆け出す人も増えていった。
タイトな演奏が光る“真赤”、爽やかな情感がほとばしる初披露の新曲“青いソファの上で”、疾走感が心地いい“熱狂を終え”では、山本大樹(Ba / Cho)がステージの端まで駆け回りながら熱気を焚き付ける。僕は中ほどで観ていたが、前方のモッシュピットはかなりの盛り上がりだったようで、ハードなギターサウンドを展開する“ぶっこむ.com”でも、爽やかさとハイ・ヴォルテージが同居するマイヘアのライブがグリーン・ステージを熱気で満たしていった。
はじめて立つグリーン・ステージに感慨もひとしおといった様子の椎木。高ぶる気持ちを抑えきれないようなテンションで、それでも結成から今日までのすべてがつながっていることを何度も口にする。語りとも歌ともつかないポエトリーのような弾き語りから、“フロムナウオン”、“戦争を知らない大人たち”へと雪崩れ込み、胸の内をそのまま歌に乗せていく。素っ頓狂にも思える振る舞いも含めて、不思議と目が離せない椎木の姿が頼もしく映った。
ラブソングを軸にしながらも、“卒業”や“歓声を探して”に感じられたのは、想う相手を通してしみったれた自分自身を見つめ直すような視点だった。少しだけ降った通り雨もよく似合った“告白”から、最後は駆け抜けるように“クリサンセマム”を披露。午後のグリーン・ステージに心地よい余韻を残しながら、マイヘアは1時間のライブをまっとうした。
[写真:全10枚]









