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Posted on 2013/07/29 05:25
  • ライブレポート
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TAKKYU ISHINO

オーラス

今年のフジロックの最後を〆るのは、日本が誇るテクノモンスター、石野卓球だ。昨年は電気グルーヴとして出演し、このレッドマーキーの動員記録を塗り替えたことも記憶に新しい。今日のライヴもたくさんの人ががいるかと思ったら、さすがに三日目の朝の4時なので、6割ほどの入りである。だが、オーディエンスが多かろうと少なかろうと、日本人として生まれたのなら、一度は石野卓球で踊り明かしてほしい。日本のクラブミュージック界にだって、すごい人がいるんだってことを実感できるから。

Lake Powelの“More Or Less”、Folatovの“Blow”といった祭りの最後に向かって、打ち上げていく感じの曲が次々に投下される。オーディエンスも最後の力を振り絞って、めいっぱい楽しんでいる。足の動きは重いのだけれど、顔の表情は晴れやかだ。

Gloria Estefanの“Conga”からTodd Terjeの“Strandbar”の流れは圧巻だったけれど、石野卓球がすごいのは、最後の最後に2013年のダンスミュージックのアンセムをしっかりと鳴らしたこと。ダフト・パンクの“Get Lucky”という、ベタで、王道で、今年のお決まりになっているこの曲を、今年のフジロックで鳴った最後の曲にした功績はとてつもなく大きい。前夜祭でDJ MAMEZUKAが“Get Lucky”をかけてスタートしたこのフジロックを、再び同じ曲でクローズさせるという、素晴らしいストーリーを完成させたのだから。

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