OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
ヘブンに吹いた風
陽射しの強い午後、フィールド・オブ・ヘブンに着いて見た光景に驚かされた。既に人が大勢いたのだ。前のほうで観たいがため早めにステージ付近で待機してる人。後ろのほうで椅子に座って観たい人。それぞれ自分のスタイルで観られる場所としてヘブンは適していると思う。どんなスタイルで観ようともそれぞれが観客であることには変わりはない。みんなが待っているのはOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDだ。
颯爽とメンバーが登場。会場から歓声があがる。登場したのは三人で、まずはKAKUEIとRONZIのリズム隊にTOSHI-LOWがパーカッションで参加。三人の打楽器で重ねられたビートに観客は敏感に反応。体を揺らしだす。遅れてきた人、後方にいたがやはりもっと前で観たかった人たちが続々と集まりだす。残りのメンバーが登場して一気に曲にハーモニーが加わる。観客も曲に合わせて手拍子をはじめ、バンドと一体化していく。最初の一曲で一気に景色が変わった。
2曲演奏してMARTINとTOSHI-LOWがしゃべりだした。この二人のやりとりは聞いていてとても面白く、会場からの笑い声も多かった。しかし締めるところはビシッと締める。TOSHI-LOWが次の曲は新曲であること、制作にあたっての経緯、それを語って曲が始まった。
いや、始まらなかった。MARTINが曲の冒頭で使う予定の笛がステージに無かったのだ。TOSHI-LOWが良いムードなのにスムーズにいかなかったこと告げるとまた観客から笑いが起こった。うだるような暑さが続く中、和やかな雰囲気が会場を包んでいた。
演奏された新曲は”朝焼けの歌”というタイトルの曲。9月3日発売の『FOLLOW THE DREAM』に収録される曲だ。しっとりとした曲に観客は体をゆっくり揺らす人や聴き入っている人が多かった。続いて”夢の跡”と穏やかで心地良い曲が続いた。会場で近くにいた観客がKOHKIの演奏を絶賛していた。とても理解できる。綺麗なアルペジオが体にしみこんでくる。陽射しの強さを忘れさせてくれるようでもあった。
ライブは続く。アップテンポなナンバーになれば観客は手拍子をする。体を揺らす。会場が一体となっていく。最初から最後までバンドと観客と繋がっていたと感じた。今後の活動が気になるところだ。新しいアルバムが待ち遠しい。
また明日ピラミッド・ガーデンで出演するので、観れた人も観れなかった人も足を運んでもらいたい。
posted on 2014.7.26 12:30
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