オーサカ=モノレール
午前中に降りだした雨は一旦ほぼ止んだようだ。それでも薄曇りの天気で、初日二日目と比べるとかなり過ごしやすく感じられる。そんな天気のなか前方で演奏の開始を待っていると、ステージ左横の控室と思しきテントから突然シャウトする声とホーンセクションの音が聞こえた。楽屋でリハーサルをしていたのだろうか。
まずはヴォーカル以外のめんばーが出てきて演奏を開始した。まずは軽くウォームアップといったところか。この間は、3人いるホーンセクションの一番ステージ中央寄りにいる人が指揮者的な役割を果たしていたようだ。そして2曲ほど演奏し全員が深く一礼をしたあとにヴォーカルの中田亮が登場した。さあ、これからが本番だ!
中田亮の歌い方やダンスパフォーマンス、バックバンドの演奏や曲調はバンド自ら大きな影響を受けていると公言しているジェームス・ブラウンのスタイルを踏襲している。人によっては真似ごとだと捉える人もいるかもしれないが、ここまで突き詰めてやり切れていればむしろアッパレだ。そして、なにより単純にショーとしてとても楽しい。すでにジェームスはこの世を去っているが、オーサカ=モノレールのおかげで同様の音楽を今現在もこうして生で聴くことが出来るのだ。
日本でのライブなのに何故か時折英語交じりで喋る中田は、MCの中でもジェームス・ブラウンを始めとした60年代~70年代前半のソウル・ファンクへのリスペクトを口にしていた。そこからはカヴァーを交えたソウル・ファンクが次から次へと演奏された。ステージ前方にいた人たちは誰も楽しそうに踊っていた。そして中田がちょっとした踊りを披露した後にみんな真似してみて!というと前方にいた多くの人が一斉に同じ振り付けで踊りだす様は見ていて爽快で楽しかった。
最後に「遠いところまで来てくれてホンマにありがとう!」という言葉を残して中田が最初にステージを去り、その後最後の曲が終わり全メンバーがステージを去り演奏は終了した。50分という時間があっという間に感じられた。もっと演奏して踊らせて欲しい!そう思った人は少なからずいたのではないだろうか。
posted on 2014.7.27 13:40
SAME CATEGORY
-
downy
圧倒・圧巻の轟音を体感!
posted on 2014.7.27 11:30
-
BIG WILLIE’S BURLESQUE FUJI REVUE
バーレスクとスウィングジャズの魅惑のランデヴー
posted on 2014.7.26 14:30
-
NORMAN WATT- ROY
黄金色に輝き、うねるベース
posted on 2014.7.27 15:20
-
JAKE SHIMABUKURO
3度目のフジロックで魅せた最高級の演奏
posted on 2014.7.26 19:10
-
秘密のミーニーズ
苗場に響く3声コーラスの歌声
posted on 2014.7.28 00:00
-
YOSSY
深夜のクリスタル・パレスを異空間に誘う
posted on 2014.7.26 00:30