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7/27 SUNROOKIE A GO-GO

Cubetone

元気いっぱいに「ワッショイ!!!」

前夜祭も含め、述べ4日間行われてきたフジロックも間もなく終了。ルーキー・ア・ゴーゴーのオオトリを務めるのは、矢野 祐樹(T.sax)、沖野 正典(Key)、ケンケン(Trumpet)、オオホリマサキ(B)、マコトa.k.aアーメン(Gt)、マナティ(A.sax)、ミナミエモーション(Vo)、尾澤俊彦(Dr)で結成された東京都出身、大所帯8人組スカバンド、Cubetoneである。

初期はインストを中心に活動し、2012年にミナミエモーションの加入を期に歌モノにも幅を広げた彼ら。スカを中心に、カリプリ、ロックステディ、ボサノヴァなど、様々なものを取り入れた音楽をポップに表現していることもあり、その幅広い曲調は聴いていて全く飽きが来ない。
ピンク色をしたタンクトップのワンピースを身に纏い、「ワッショイ!!!」という大きな声でのコール&レスポンス。ステージを右から左へと目一杯駆け抜け、ダンスも披露し、見る人にも元気を分け与えるミナミエモーション。気温も低く、凍えるような寒さの中でのライブだったのだが、それを全く感じさせないステージングは流石である。しかしそれだけではなく、沢山の楽器から作り上げられた音たちをまとめ、しっとりと、時には感情豊かに歌い上げるその姿は、ゆったりと、そして心からリラックスしながら見る事が出来る。中には体を揺らしながら眺めている人の姿も多く見られた。

最後の2曲は、今回のライブで先行販売がされた、“泡のため息“に、駄目な女の子が駄目な男の子を好きになる歌”Elpis”と続く。丁寧な演奏、しっとりとした歌声に、会場からは思わず声があがり、会場はだんだんと終わりの雰囲気を漂わせていく。フジロックのルーキー・ア・ゴーゴーのステージを締めくくるには相応しい、素晴らしいライブであった。
来年も是非、彼らがフジロックの舞台に立ち、力いっぱいに管楽器を吹き、「ワッショイ!!!」という掛け声と共に会場の雰囲気まで明るくしてしまうような、元気なMCをしているところが見たい。

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