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7/26 SAT苗場食堂

BARBARELLA’S BANG BANG

魅惑のジプシー小屋へようこそ!

これから苗場食堂に登場するのは、異なるヨーロッパ諸国から集まったメンバーで結成された、バーバレラス・バン・バンだ。ジプシー・ミュージックをベースに、フォークをはじめ数多くの受けた影響をパンクロックのマナーで独特の世界観を創り上げているバンドだ。今夜のグリーンステージのトリを務めるアーケイド・ファイアと同時刻に開演スタートだからか待っている客が異様に少ない。

開演時刻ちょうどにバンドが登場し、紅一点のボーカルのバーバラが「コンニチハー!」と愛らしく挨拶。セミアコをかき鳴らし、ウッドベースとパーカッションが軽快にリズムを刻み、アコーディオンのいなたい調べにバーバラがカズーを吹き鳴らせば、苗食は一瞬にして魅惑のジプシー・ハウスと化す。そこに居合わせたオーディエンスは手を叩き、ジャンプして応じる。

バーバラが「サワゲ!」と一喝してはじまったジミヘンのカバー曲、”Gipsy eyes”では天国のジミに敬意を表してか、ギターのアルマンズ・オゾリンズはセミアコで流麗なソロをかます。バーバラが間奏で叩く可愛らしい鉄琴の音が良いアクセントなっている。

バーバラはとにかく客をのせるのが上手い!「さぁ、人形のように動くわよ!」とはじまった”Marionette”、前言とおりものの見事に人形になりきったダンス(?)でオーディエンスを沸かせる。「オ・モ・テ・ナ・シ!」と楽し過ぎるコール&レスポンスをはさみはじまった”My beast and i”。ところどころでバーバラは、コミカルな演技を入れてくる。これが唯一無二の楽しさを形創るのだろう。そして、苗場の素晴らしい空を讃える”In your sky”を演奏し、会場の多幸感はどんどん高まっていく。「今夜24:00に場外エリアのGAN-BANショップでライヴとサイン会をやるよ」との告知をして、ラスト曲”Cioccolata”でまたもや「チョコレート!」のコール&レスポンス、あらん限りにカズーを吹きまくって何でもありのステージを締めくくった。

いや~、楽し過ぎるライヴだった!バーバラの表現力の豊かさはほんと半端ない。今後彼らがエンタメ集団としてどう化けていくのか、その一挙手一投足から本当に目が離せない。

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