苗場音楽突撃隊 (池畑潤二/井上富雄/松田文)(2日目)
ソリッドなロックで攻めた!
毎晩のお楽しみ、毎晩、苗場食堂の箱バンとゲストたちが、苗場食堂のステージで繰り広げられる苗場音楽突撃隊、昨晩はKemuriのふみおと元ちとせが登場した。
まだ若干空が明るい19時になると、すでにステージ前には人がいっぱい。お客さんたちの期待も高い。そして出囃子が鳴り、MCのスマイリー原島が登場する。メンバーを呼び込む。ギターに松田文、キーボードに細海魚、ベースに井上富雄、ドラムに池畑潤二、バリトンサックスにThe Manから青木ケイタ、ギターとしてdipのヤマジカズヒデがステージに現れる。原島が「苗場のディーヴァ」と呼ぶMIKUNI DOLLSのケイコットが登場し、まずはクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「プラウド・メアリー」を歌う。後半に入ってスピードを上げて迫力の演奏に声だった。これはティナ・ターナーのヴァージョンにのっとったものだろう。
次に歌われたのは、フランキー・ヴァリやボーイズ・タウン・ギャングで有名な「CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU=君の瞳に恋してる」をカヴァー。サビの「I love you baby~」で客席も一斉に手を左右に振って盛り上がる。
ケイコットに代わってヴォーカルを取ったのは、ヤマジカズヒデ。まずはドアーズの「ブレイク・オン・スルー」、ヤマジの攻撃的なギターと歌だった。続いて、ジョー・サウスがオリジナルでディープ・パープルやクーラ・シェイカーで知られる「ハッシュ」。ちょっと歌詞を間違えて苦笑いも、他の演奏陣は意に介さず迫力あり安定のプレイをみせつけた。ヤマジ最後はザ・ストゥージズの「T.V.アイ」。すべてソリッドなロックで通し、バックも十二分に応えていた。
ヴォーカル3人目はブラフマンのトシロウ。「先輩に殴られないように体を鍛えています」といい、震災のときに殴られた思い出を語りながらSIONの「俺の声」をカヴァーする。しんみりとした曲を続けるトシロウはルースターズの「ガールフレンド」を歌う。歌う前にギターとして花田裕之を呼び込む。ルースターズが3人になり、「15歳のときに水戸のライトハウスでカヴァーしていた人たちと一緒にやれるのがうれしい」とトシロウは語り、ルースターズの「ブラック・レザー・ブーツ」をカヴァー。ご機嫌のトシロウは最後に「テキーラ」。お客さんたちも「テキーラ!!」の大合唱。そしてトシロウはブラフマンのライヴと同じように客席に飛び込んでそこで「テキーラ!!」と叫ばせる。盛り上がった。明日は誰がゲストなのだろうか。