ツイート

絞り込み検索

カテゴリ


日付


ステージ




エリア




企画





MENU
Ja  /  En
Twitter FB IG

FUJIROCK EXPRESS 2015

▼
MENU
Ja  /  En
Twitter FB IG

FUJIROCK EXPRESS 2015

▼
contact home

LIVE REPORT INDEX

> VIEW ALL
  • GREEN
    STAGE
    GREEN STAGE
  • WHITE
    STAGE
    WHITE STAGE
  • RED
    MARQUEE
    RED MARQUEE
  • FIELD
    OF
    HEAVEN
    FIELD OF HEAVEN
  • GYPSY
    AVALON
    GYPSY AVALON
  • PALACE
    OF
    WONDER
    PALACE OF WONDER
  • ROOKIE
    A
    GO-GO
    ROOKIE A GO-GO
  • 苗場食堂 苗場食堂
  • DAY
    DREAMING
    DAY DREAMING
  • 木道亭 木道亭
  • PYRAMID
    GARDEN
    PYRAMID GARDEN
  • Cafe
    de
    Paris
    Cafe de Paris
  • BUSKER
    STOP
    BUSKER STOP

MORE FUN INDEX

> VIEW ALL
  • INTERVIEW INTERVIEW
  • PEOPLE PEOPLE
  • FES
    GOHAN
    FES GOHAN
  • AREA
    REPORT
    AREA REPORT

LINKS

  • FUJI ROCK FESTIVAL '15
  • SMASH
  • Smashing Mag
  • Fujirockers.org
FKA twigs

LIVE REPORT

TAGS : 7/26 SUN WHITE STAGE

ツイート

FKA twigs

原始と未来をつなぐ巫女

ここまでセンシュアルで繊細で、でも暴力的でもあるパフォーマンスを初めて見た。単にエロティックなだけなら、嬌声を上げて騒ぐこともできるが、そういうことでもない。FKAツイッグスことTahliah Barnettは身体の芯から湧き出る官能を表現する手段としてトリップホップ、エクスペリメンタル、エレクトロ、チルアウトなどの要素を持った音楽を捉えているのか?逆にこれらの音楽をダンスや、もしくは好事家にとってのマニアックな音楽にしておくのは違うと感じて、自身の表現を官能的なものにしているのか…どこかに答はあるのかもしれないが、できればモチベーションは並行しているのだと思いたい。声を含めた肉体を自身でいかにコントロールするか?がアーティストの仕事だからだ。

さて、3日目のホワイトステージの大トリという大役に抜擢された彼女のステージは膨大なスモークが焚かれ、そこへ本人とパーカッショニスト、ギタリストが登場する。東洋的なニュアンスのブラトップとトランクスに薄いガウンとセクシーな衣装だが、丸いサングラスと足袋っぽいシューズが独特なセンス。あの訥々と声を発するところから高音へふっと抜けるボーカリゼーションを聴かせながら、肉食動物のそれに似た低い姿勢での動きがしなやかすぎる。歌いながら?本当に?同じ人間という種なのかと憧憬の念を抱かずにいられない。

これは飽くまでイメージだが、カラシニコフの銃声のようなパーカッションの打音が、今もどこかで続く戦闘を思わせる。1曲1曲が短く、演劇のシーンのように暗転しては、また次のシーンへ。題材が変わっても、どこかでシークエンスやパーカッションのサウンドが数珠つなぎになっていて、彼女のボーカリゼーションとダンスの巧みさに加えて、物語を追っているような気持ちになり、いい緊張感が続く。

後半、それまでアブストラクトだったトラックがエレクトロなR&Bの様相を見せると、オペラ座の怪人めいたVOGUEダンサーが登場し、柔軟な肉体による鋭角的なダンスという、シュールな展開でFKAツイッグスと見事なシンクロを見せたのもひとつの山場だった。そしてパーカッショニストの一人が前に出てきて、クラウドにハンドクラップを促し、演劇的なステージに対して面白い光景が見られた。そう、意外というか、あれはギターシンセなのか?ほぼ打ち込みだと思っていたサウンドの中でも、ステージ上のミュージシャンが生演奏しているサウンドも存外多かった。それが結果的に彼女のパフォーマンスも生々しいものにしていたのかもしれない。

終盤、最近になってミュージックビデオが公開された人気曲”Two Weeks”が、揺らぐシークエンス、生で奏でられるカオスパッドなどが一体化して、彼女の繊細極まりないボーカルを彩る。しかしこの曲、他の曲に比べてメロディらしいメロディを持ち、しかも高みに上りつめるような美しさと開放感を生で聴くのは白眉だった。

この後、最初で最後のMCで、観客へ感謝を述べた声とニュアンスはこれまで怒涛のパフォーマンスをしてきた女性とは思えないキュートなもの。一気に親近感が沸いたオーディエンスも多かったんじゃないだろうか。

そして、やはりアブストラクト、エレクトロの重低音も繊細なため息一つもビビッドに聴かせるホワイトの音響には感謝と尊敬しかない。そうしてまた、ホワイトでしかあり得ないライブ体験に期待してしまうのだ。

Photo by 森リョータ /Text by 石角友香

Posted on 2015.7.26 21:40

ツイート

MORE FUN

はじめてのフジロック #03

SEE YOU IN 2016!!

Same Categories

KEMURI

LIVE REPORT

KEMURI
大きな渦を作れ!
READ MORE
Posted on 2015.7.25 14:20

OWL CITY

LIVE REPORT

OWL CITY
青空の下で最高のダンスタイムを
READ MORE
Posted on 2015.7.24 14:50

DJ Quietstorm

LIVE REPORT

DJ Quietstorm
READ MORE
Posted on 2015.7.24 19:00

WILKO JOHNSON

LIVE REPORT

WILKO JOHNSON
ライヴに「生きる」男
READ MORE
Posted on 2015.7.26 03:15
  • FUJI ROCK FESTIVAL '15
  • SMASH
  • Smashing Mag
  • Fujirockers.org

FUJIROCK EXPRESS 2015

GREEN STAGE WHITE STAGE RED MARQUEE FIELD OF HEAVEN GYPSY AVALON
THE PALACE OF WONDER ROOKIE A GO-GO 苗場食堂 DAY DREAMING 木道亭
PYRAMID GARDEN Cafe de Paris BUSKER STOP
INTERVIEW PEOPLE FES GOHAN AREA REPORT

Copyright © All Rights Reserved.
No reproduction or republication without written permission of the writers and photographers.
Site managed by fujirockers.org.

このサイトのテキスト及び画像データを無断で使用・複製・配布することを禁止します。
テキストや写真を使用したい場合は、問合せフォームからお問い合わせください。
確認次第、ご返答させていただきます。

PAGE TOP