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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTRED MARQUEE7/29 SUN

King Gnu

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© Photo by 木場ヨシヒト© Text by 梶原綾乃

Posted on 2018.7.29 13:49

その才能に、嫉妬

昨年のルーキー・ア・ゴーゴーに出演したKing Gnu。前身となるバンドを経て2017年から活動を始めたにもかかわらず、今年メインステージへ登場。驚きの早さで注目される彼らを一目見ようと、レッドマーキーには多くの人が。ステージのテントの外では、昨日の夜を予感される雨がざっと音を立てて降り出し、その瞬間、ステージのスクリーンには彼らのロゴが映し出される。なんてナイスなタイミングの登場だろう。

最初は“Flash!!!”。こちらを食い入るような井口理(vo,key)のギラギラとした目線は、緊張でも自信でもなく、どこか殺気的だ。MCでは一転して「キングヌーと申します!」とぱっと明るい。新井和輝(bs)が右へ左へと独特なステップで足を踏み出し、“Tokyo Rendez-Vous”へ。常田大希(vo.gt)がマイクからメガホンに変え、ステージに宣戦布告するが如く、歌声を吹き込む。オーディエンスもそれに答えるように、みんなでハンズアップ!
続いて勢喜遊(dr,Sampler)は曲中に前へ飛び出して煽りだし、“McDonald Romance”では、持ち場でくねくねと踊り出す。余裕のある表情とパフォーマンスぶりに彼らの実力がうかがえる。

そして、“あなたは蜃気楼”、“NIGHT POOL”など、次々とプレイされていく。「トーキョー・ニュー・ミクスチャー」と称される彼らは、ファンク、ジャズ、ヒップホップなどの要素をコラージュのように切り貼りしていく。それでいてメロディはとてもキャッチーで、歌いやすいのだからびっくりだ。常田がキーボードにチェンジして“PPL”を歌い出すと、渋くて男前な常田の歌声に対し、井口は透明感あるハイトーンボイスだということに気づかされる。その2人の対比が良いグルーヴを生み出し、お互いの歌声が重なるときも好バランスを保っている。“Vinyl”では、地響きのごとくビリビリと鳴る新井のベースライン、勢喜の骨太なキックなど、リズム隊のたくましさに身を委ねられる。

最後は「何かしらで歌ってくれると嬉しいです!」という井口のMCから“サマーレイン・ダイバー”へ。オーディエンスとともに手を右へ、左へと動かし、会場は一体感を残したままフィナーレへ。各々に個性があって演奏力も高く、この人気。これからの可能性に満ちている彼らの今がここにはあった。

[写真:全10枚]

#TAGS : 7/29 SUNRED MARQUEE

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