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FUJIROCK EXPRESS 2018

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LIVE REPORTRED MARQUEE7/29 SUN

CHAI (selected by ROOKIE A GO-GO)

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© Photo by Yusuke Baba(Beyond the Lenz)© Text by 梶原綾乃

Posted on 2018.7.30 03:20

NEOかわいいエンタテインメント!

昨年、ルーキー・ア・ゴーゴーに出演したCHAIが投票を見事勝ち抜き、レッドマーキーに登場だ。昨年、ルーキー出演時から既に注目を集めていたが、ルーキー後もメキメキと成長し、知名度ある若手バンドの中でも、頭一つ抜けた存在となった。

会場が暗転すると、「C・H・A・I」と一文字ずつスクリーンにに映され、みんなでCHAIの名をコールしていると、ブルーのライトが付き、4人のピンクのシルエットが浮かび上がる。「we are CHAI!」とマナ(vo,key)が叫び、“We Are Musician”がスタート。以前に増してタイトに鍛えられたリズムと、弾んで遊ぶヴォーカルアプローチ。“ボーイズ・セコ・メン”の早口のリリックなど、独特な歌の乗せ方が生むグルーヴが、オーディエンスをぐいぐいと引き寄せていく。
もはやおなじみの自己紹介&宣伝タイムでは、The Ting Tings “Great DJ”のメロディーで新譜を紹介。と思いきや次の“N.E.O.”では、ABBA“Dancing Queen”で独自な「NEOかわいいソング」を繰り広げるなど、エンタメ性もばっちりだ。カナは、「私たちを初めて見る人、いろいろ、思うところあると思う!」と笑いを取りながら、自分の目は小さい、足が短い、それでもNEOかわいいよね、と語りかける。それも英語のMCに、ユウキ(ba,cho)が日本語を同時翻訳するかたちだ。海外で一定の評価を受けた上で、フジロックという多国籍な空間でのこのアプローチ。「NEOかわいい」の概念が、初見の人にも伝わりやすいと思う。

そして、後半からはパワーアップ。“ハイハイあかちゃん”、“クールクールビジョン”、“フライド”と流れるように3曲。つい「CHAIってこんなエレクトロポップバンドだったっけ?」と周囲に確認してしまいたくなるくらいの化けっぷり。躍動するベースと、芯の太いドラム。キックの力強さ。だとしても、こんなにCHAIが踊れるバンドだとは思っていなかった。定番のブーイングからはじまる“ぎゃらんぶー”、宇宙で遊泳しているようなVJのなかの“ウオーキング・スター”、キーボードが前面に出てメロディックな“フューチャー”など、彼女たちのカラーがしっかりと主張されていく。最後の1曲はトロピカルなギターアレンジを加えた“sayonara complex”で、惜しまれつつもフィナーレだ。

魅せ方、センス、ウケ、全て間違いなしの充実したライヴステージだった。そして、彼女たちの向いている方向が完全に海外であることも、改めて認識した。これから一皮も二皮も剥けていった彼女たちが、「NEOかわいい」を世界の言語にしていくのだろうか、楽しみだ。

[写真:全10枚]

#TAGS : 7/29 SUNRED MARQUEE