森のピアノに期待の新人が現れた。

6歳のグレイシアちゃん(アーティストネーム、写真中央)は、0歳からフジロックに参加し、今年で4回目を数えるベテランのフジロッカーだ。

この日、これまではお客さんとして苗場に訪れていた彼女が、ついにステージに立った。

グレイシアちゃんは観客の前で堂々とした演奏を披露。自身の何倍もあるピアノを丁寧にプレイし、名曲『さんぽ』を見事に弾ききった。

将来のスター誕生に、森のピアノが拍手で包まれた。

自身初の単独公演を終えたグレイシアちゃんは「緊張した」とはにかみながらも、「楽しかった」と振り返った。

ライブ後、報道陣(筆者とお父さん)に「将来の夢はアーティストですか」と問われたグレイシアちゃんは、「はい」と即答。どよめく現場を横目に、スター候補は既に来年を見据えている。

GREEN STAGEはまだ荷が重いとしつつ、来年のフジロックにてORANGE ECHOでライブする可能性について問われると、「まぁ」とニヤリと笑みを浮かべた。

私はとんでもない才能の初ライブを目撃してしまったのかもしれない。今後のグレイシアちゃんの活躍から、目が離せない。