第一回目のフジロックからずっと写真を撮り続けている超ベテラン、カメラマンの畔柳ユキさん。
グリーンステージでお仕事真っ最中のところを直撃してきました！！
ーフジロックの一番の思い出は？
やっぱり最初の出来事は忘れられない。みんなビギナーだった第一回目(1997年)のフジロックですね。暴風雨でステージが横揺れになったり大変で、2日目が中止に。みんな、山の中でロックを見る事を経験した事がなかったので、軽装で来ていました。
カメラマンとして苦労した事は、雨の中でのフィルムチェンジ。3回くらいシャッターを切ったら湿度でフィルムがベタっとくっついて動かなくなりました。そしてとにかく寒くて、プールからあがった時みたいに唇が青くなり、ふるえが止まらなくなって、手ぶれを起こさないようにするのが大変でした。
ー今年のお楽しみ、見たいアーティスト等を教えてください。
私は仕事で来ているので、好きなバンドを見れるわけではないんです。だからバンド名は選べません。その代わり、知らなかったバンドに出会えたり、東京で見た事のあるバンドでも、他の場所では絶対に見れない「フジマジック」が起きる。そういう化学反応が見れるのが、楽しいです。
少しの空き時間に、苗場に来ている友達に会って、話したりする事が、つかの間の楽しみです。あと食べ物で言えば、苗場食堂の納豆とかき氷。並んでいて食べれなかったけど。贅沢なこと言って怒られそうだけど、夢は、いつか仕事ぬきで来ることですね。
ーさすが、16年間フジロックを撮り続けている方の言葉には深みがあります！そんなユキさんの今年の写真も、もう少しすれば音楽雑誌等で拝見する事ができますね。みなさん、楽しみにしていましょう！
文・写真：深野輝美
