名前:MOI3(もいさん)
3日目終演後の深夜、フジロッカーズラウンジも撤去作業が行われていました。そこにゴンちゃんを抱え現れたのが、モイさん。不安げに閉まったテントを覗き、何をしているのかと思えば、「ゴンちゃんのサイン会は、もう終わってしまいましたか?」と。確かに今日ここで、ゴンちゃんの生みの親であるゴードン氏のサイン会が行なわれていました。でも、それって17時からの事ですよ?もちろんとっくに終わっています。
応対していた、署名活動ブースのスタッフの方に訴えるその話を、面白そうなので側でよく聞いてみると、日中にサイン会があることを知ったモイさんは、わざわざ川にゴンちゃんを取りに行ったそう。きっとお気に入りの子を求め、川の中を探しまわったのでしょう。「これ、本当に良く出来ていて。この完成度とか半端なくて。本当に感動して、どんな人か会ってみたかったんです!」「背とか、顔とか、雰囲気とか。なんでもいいので教えて下さい!」と、ゴンちゃんを抱えながらの質問攻撃。気の毒に思ったスタッフさんが、自分の分のサイン付きバッチをあげると、「うわぁ〜!いいんですか!?ありがとうございます、ありがとうございます!」と大興奮。
その様子が面白かったので、写真を撮らせてくださいとお願いすると、「俺、このバッチ貰って、今凄く嬉しいんですけど、悲しい顔した方がいいんですよね?」と、熱いハートだけでなく、やさしい気遣いまで見せてくれました。さらには、「今日レディオヘッドを見てて思ったんですけど、背の低い女の子とかってステージが全然見えてなくてかわいそうで。女子ゾーンと男子ゾーンみたいなのを作って、身長でエリア分けしたらいいと思うんですよ!」なんて提案までも。こんなに人の事を考えてあげられるなんて、なんていい人なのでしょう。
次回はぜひ、ゴードン氏と対面して、その熱い思いを直接伝えてください。
フジピープル〜ゴンちゃんを手に立ち尽くす男、MOI3〜
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