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Posted on 2013/07/26 13:20
  • ライブレポート
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SOIL&”PIMP”SESSIONS

ヘブンの幕開けは爆音ジャズ!

2003年に、同じ時間同じ場所、このフィールドオブヘブンに出演していたというSOIL&”PIMP”SESSIONS。それから10年、さまざまなステージに出演し、すっかりフジロック常連となった彼ら、サウンドチェックの音から、そして佇まいからも、余裕が感じられる。ピアノの丈青が缶ビール片手にステージに上がっていたり、ガウンに黒いフリル付きシャツでばっちりキメた社長の風体は、夜のパーティーのイメージ?いやいやそれだけじゃない。朝一番の目覚ましにだってなりうるのだ。爽やか……とはまあ……言えないけれど、祭りの幕開けにこんなに相応しいバンドはいないだろう!

「We are SOIL&”PIMP”SESSIONS!サウンドチェック無事終了、ここから一緒につくり上げるストーリー、準備はいいかー!!」の声で始まった「SUMMER GODDESS」。まだ眠たげな空を切り裂くトランペットとサックスの音、そして社長の手を挙げる合図でヘブンの住人たちが一斉に踊り出した。

ステージ上を自由に移動しながら、トランペットのタブゾンビとサックスの元晴が向き合って演奏したり、本当に楽しそうな顔で目を合わせてプレイするメンバーたち。見た目もスタイルも個性的、ソロパートできっちり見せ場をつくる姿は全員がバンドのセンターだ。そんなステージと観客をつなぐのは社長の役目。客席に向かって手を大きく広げるおなじみのパフォーマンスでまさに、一緒に物語をつくっていく。ライヴ中、何度も「主役はあなたたちです!」と言ってくれた。そんな人から「一緒に歌おう!」と言われて断れるわけがない。みんなで手をふりながらラララで歌った。「こうやって音楽はつくるんだよ!」と、しまいにはステージを降り、観客の中に入ってきた社長。ヘブンがひとつになった。

「10年前に出たときの風景と何も変わんないよ。みんな歌ってくれるしさ」とMCで話していたけれど、それは、彼らが10年変わらず音楽を続けてきた結果だ。また何年後にでも同じように一緒に踊り、歌えたらと思う。最後にもう一度、「主役はお前らだー!ありがとう!!」と叫んでステージを降りた6人。SOIL&”PIMP”SESSIONSのライヴは終わったけれど、フジロックは始まったばかり。パーティーはこれからだ。

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