踊りたい人、楽しみたい人はロス・グアンチェスをお見逃しなく!
今朝、お昼にカフェ・ド・パリにて会場を大いに盛り上げてくれたロス・グアンチェ
スが早くも本日2本目のステージ、ジプシー・アヴァロンに登場だ。開演予定時刻より
も30分程度早く着いたところ、ちょうどバンドがサウンドチェックをしている最中だ
った。それにしても、サウンドチェックにもかかわらず何て楽しそうに演奏している
のだろう。初見だが、これだけでこのバンドに対する好感度がグンと高くなってしま
う。
晴れわたり、太陽がさんさんと照り付ける昼下がりのこの時間帯は、多くの人が
シートを広げて腰をおろしたり、寝転んだりしている寛ぎモード。この環境では、バ
ンドがいかにキューバン魂で熱いステージを披露したところで少々バンドにとってき
ついかなと思ったが、それはまったくの杞憂に終わった。
プレゼンターの上手いあおりをうけて、誰もいなかったステージの前方にどんどん人
が集まっていく。全身白の衣装でそろえたメンバーが登場し、楽器を手に「チャ・チ
ャ・チャ」とやればフロアは体が思わずスイングしてしまうラテンなダンスステージ
に早変わり。テンポが上がれば、楽しく熱い雰囲気に拍車がかかりどんどん盛り上が
っていく。男性ボーカルのアルマンド・マチャドがステージ前方で簡単なステップを
披露してあおると、フロアはそれと同じ動きをしてレスポンスする。先ほどの寛ぎモ
ードはもはやそこにはない。激アツなパーティーの始まりだ。
続く曲で、キューバの国旗を描いた衣装の男女2名のダンサーがステージに登場した。
こちらは女性ボーカルのラファエル・カブレラがメインに歌うタンゴ調のノリノリの
曲だ。ギターのチューニングが外れ調子ではあったが、そんなことは関係ない。ステ
ージから繰り出される音は、踊りださずにはいられないグルーヴで溢れかえっていた 。
観客をガンガンステージに上げて、ソロダンスを披露させて、拍手喝采をあびせて大
いに盛り上げる!どれだけ盛り上げ上手なんだ!!何よりメンバーが満面の笑みを浮
かべて心から演奏を楽しんでいるのがわかるのだ。その楽しみまくっているメンバー
に呼応してフロアは踊って、手をたたいて、歓声を上げて本当に楽しんでいる。
この冒頭の2曲だけで盛り上がりは最高潮に達してしまった。その後もこのテンション
は下がることなく、バンドメンバーもフロアも楽しみまくった約45分のステージが終
了した。初見で、しかもまったく曲を知らない状態でここまで楽しめるライヴはなか
なかない。間違いなくおすすめできるバンドだ。27日(土)は17:30~カフェ・ド・パ
リに、2:00~ピラミッド・ガーデンに、28日(日)は16:00~カフェ・ド・パリに、
21:30~苗場食堂に登場予定だ。あと4本ほど観るチャンスがある。お見逃しなく!
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