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Posted on 2013/07/27 00:30
  • ライブレポート
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PORTER ROBINSON

キラキラとウキウキを3日間の日常に

今年のフジロックはEDM(Electronic Dance Music)がアツイ!人気のスクリレックス、フィード・ミー…最近何かと注目のEDM界隈であるが、実はプリンスとか貴公子が多いらしいが本当だろうか?ただ、このUS出身のEDM若手ホープ、ポーター・ロビンソンは「フジロック・イケメン枠」というモノがあったならば、間違いなくエントリーされているはずである。個人的には、貴公子という好青年属性に見せかけた、悪役プリンス的な企み顔に思えるのだが。

綾波レイの半身がサブリミナルに現れるバックスクリーンに、子供の頃から好きだったという日本のポップカルチャー・ラヴ!がダダ漏れな映像は、特別日本仕様にしているわけでなく彼の脳内では日常なんだね。”Easy”も”Language”も、スタイリッシュさの中に、他のEDMにはない、ある種の美学を感じさせるのだけど、この日のマーキーでのDJスタイルはいい意味で軽薄で楽しすぎた!バックスクリーンではビートにあわせてズンズン震えるPorterRobinsonの文字と、見事に調子っぱずれの歌声がナルシストなカラオケ風味で、なるほどこりゃウキウキするくらい酷い!(褒め言葉)

何というかEDMというスタイルは日本人がもっとも苦手なパーティースタイルをてらいもなく、気軽に日常に落とし込んだ様相に思える。痛快なほど軽薄。センチメンタルもメランコリーも存在しない。しかしフジロックはある意味、日常の脳みその垢をデトックスする場所でもある。会社に持っていけないキラキラ・アッパーを3日間の日常にしようではないか。

ポウポウ言いながらご機嫌のジェンカ状態で一列になってマーキーに入って来たアホ子達の笑顔がキラキラのアホ可愛さ。理性を吹っ飛ばさせるよーなワクドキの酷さが素敵な若手ホープ、次はきゃりーぱみゅぱみゅとのコラボなんか企てて、フジロックに新たなカオスを導いてくれないか?と、期待。

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